「男って鈍い」「女の言ってることがわからない。突拍子のないことを言うのでポカーンってなる」
「女同士だったらすぐわかるのにおかしいな?」「男のことならよくわかるんだけど」
そりゃそうです。男と女は考え方が違います。違う星に住む異星人なのですから、分からないのは当たり前。
今回は、女性からすれば当然のことなのに、男性にしてみたら「はぁ?」と理解に苦しむセリフを検証してみたいと思います。
「かわいい子連れてくね」
「全然かわいくないじゃん! 嘘つくなよ」
この「かわいい」とは私が好きなもの、私の趣味のもの、私が個人的にいいと思っているもののことです。かわいくもないキャラクターグッズを見せられて、びっくりすると同時にセンスを疑ったこともあるでしょう。しかしそれは美的センスの話ではなく「これ、私が好きなものなの」と言うだけの話。
合コンによくありがちな「かわいい子連れてくるって言ったのにかわいくなかった」は、「いい子=かわいい」だから。「私が気に入っている性格のいい子連れてくね」ということ。
「王子様が迎えに来てくれないかな~」
「子どもみたいなこと言ってる……」
小さいころ、女の子は魔法少女のアニメが好きでした。“かわいいスーパーガールに変身”しちゃうアレです。女性にはもともと変身願望があり、「普通のワタシがかわいくステキに変身できたらなあ」と、大人になってからも思っているのです。
スタジオで撮影する「変身フォト」が大好きなのもコレ。シンデレラも、きれいに変身して舞踏会で王子様をゲットしたし、白雪姫も王子様が来てくれた。
女性はロマンチックなラブストーリーが大好き。
しかし、こんなことを言い出すときは、現状に不満があるときかも。シンデレラストーリーで現実から逃避したいのです。