ジャンル無双な音楽性、歌って踊ってアホやって

『アジアン セレブレイション』 (2013年)

世間一般のハロプロイメージと言えば『LOVEマシーン』『ハッピーサマーウェディング』などのあの頃のモーニング娘。なのかもしれません。

 インパクトのある歌詞、耳に残る歌、高度なダンスというよりも、みんながバカ騒ぎ出来るような振り付け。アクは強いけど中毒性も高い、何でもありのジャンル無双のつんく♂節。そんなお祭り騒ぎのハロプロっぽさを今一番体現しているとも言えます。

『Be 元気 (成せば成るっ!)』(2012年)

着ぐるみ姿で踊り狂い、マントを翻しながら日常の幸せを歌う。ちょっとおかしな楽曲だって、そこに迷いはなく、振り切ってやり切る説得力。ダンサブルな楽曲も王道アイドルソングもそつなくこなしてしまう実力。

言わば、昔クラスにいた、普段はふざけてばかりで、全然“勉強してない素振り”を見せながら、テストではちゃっかり良い点を取っている、ちょっとずる賢いような子のような。

『cha cha SING』フラッシュモブ 屋内編 Full ver(2012年)

一生懸命さや技術で魅了するというよりも、先ずは何よりも自分たちがアイドルであることを楽しんでいて、そこに一緒になって楽しみたい人たちが集まってくるようなエンターテインメント。