ホストクラブの管理職とは!?
ホストクラブは一般的に元・ホストの方が経営や管理をすることが多い。だが、「アニバーサリー」は他店とは異なり、ホストの経験がない増田さんが管理を行っているという。増田さんはもともと昼の仕事に就いており、「宅建を取ろうと思っていた」そうだ。
しかし、もともと知り合いだった現・副社長を手伝うため「アニバーサリー」に参加することに。増田さんが店に来た当初は毎日過不足金が発生したり、タイムカードが厳守されていなかったりするなど、「サークルノリだった」。そこで、ルールや体制を作っていったという。
しかし、改革を初めて1年半ほどは「(スタッフとの)摩擦もあった」。また、今でも「若者とのコミュニケーションには苦労することもある」とか。中には怒るとふてくされてしまう若者もいる。そのため、“怒るのではなく、説明する”ことにしているとのこと。
業務上何かあると(仕事で酒を飲み)酔ったホストの方々に指導や注意をしなくてはならない。しかし、中には我を忘れて飲み、かなり酔っている人もいる。
現在、「アニバーサリー」に所属するホストの方々は30人ほど。ホストの世界も会社や学校のように「さまざまな人がいるんだな」とあらためて実感する。
ホストの年収っていくらなの!?
ここでホストの方々に「休日は何をしているの?」と質問。すると、寝ていることもあるが、「アニバーサリー」のスタッフで「バーベキューに行ったり、フットサルをしたりする」とのこと。夜の世界というと、「やるか、やられるか」「取るか取られるか」といった、サツバツとした感じかと思っていた松宮。だが「皆仲がいい」と聞き、驚く。
プライベートでも「ついインタビューしてしまう」という職業病を持つ松宮。同様にホストの方々も“職業病”はあるのか!? すると次々に「テーブルの水滴を拭いてしまう」「おしぼりをたたむ」「カラオケに行くと思わず手拍子」などの興味深い回答が!
ここで「女性にモテる秘訣」を聞いてみる。すると「まずは自分のことを知ること」と真摯に答えてくれる葉介さん。「自分にも魅力がある、と自信を持つことが大事」「自分もモテるタイプじゃなかった」と意外な事実を話してくれる。
ずばり「年収はいくらか」と尋ねる。すると広さんが「売れてる子で3000万くらいかな?(笑)」と冗談ぽく答えてくれる。最後に将来の夢を尋ねると「独立して自分の店を持ちたい」という声が多く上がった。
取材を終えて
ホスト初体験で「1対1でしっとりと飲むのでは?」と思っていたが、“皆でワイワイにぎやかに”というスタイルで意外だった! しかし、「1人で来店する方も多い」そうなので、お客さんのニーズに合わせた接客を行っているのだろう。 また、芸人さんのような“言葉に対する反射神経”が鍛えられているホストのお兄さんはすごいと思った!
※本記事は2014年8月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。