これまでと、そしてこれからと。結成15周年編

――ではでは、最後のパートです。最後は、“結成15年編”です。 

質問12:この15年を振り返って、真っ先に思い出すことはなんですか?

Nao☆「『三人祭』! Perfumeさんが呼んでくださって日本武道館に立てたっていう…。Perfumeさんなくして、Negiccoはいません!」

Megu「私はNHKホール! …でも、今、頭に浮かんだのは、妄想さんが参加したファンイベントかな(笑)。」

――2009年ごろは、自分は本当にいちファンでしたからね! いろいろあって、何年もライターとしてご一緒させていただくことになるとは…。

Kaede「私はメールですね。『Negiccoに合格しました。メンバーはNao☆、Megu、MIKU、Kaedeです』って書いてあった画面です」

質問13: 結成15周年の最大の功労者は誰だと思いますか?

Kaede「いちばん長くかかわってくれてるのは、connieさんかなぁ…。」

Nao☆「うーん、熊さんかな…。」

Megu「ふたり!」

Nao☆「え、わたしたち?」

Megu「熊さんとconnieさんのふたり!」

Nao☆「わたしたちかと思ったよ~(笑)。」

――さて、ここから先は、かなり難しい質問かも知れません。

質問14: 15年前の自分が目の前にいたら、どんな言葉をかけますか?

Nao☆「んー、Negiccoになれて、よかったね」

Megu「この後、キミは、前髪を伸ばすけど、それは、似合わないよっ!」

Nao☆「じゃあ私は、“光のシュプール”の時に太るけど、気にするなっ!」

――そういうパターンもいいですね(笑)。Kaedeさんいかがですか?

Kaede「うーん、『みんなを信じて頑張れば、大丈夫』かな」

一同「おおお~」

――ではでは、次が最後の質問です。

質問15:15年後は、何をしていたいですか?

Megu「15年後かぁ…」

Nao☆「わたし、いくつですかね? 45才?」

――結構、お姉さんですね。でも、今のお姉さまがたは、皆さんお若いですよね。

Nao☆「うーん、みんなと変わらず、ずっと一緒に、チームでいれたらいいな…」

Megu「笑いジワは増えているかもしれないけど、たくさんのシアワセなことがあったからだから、それはそれで、うん、いいよ! ああ、まとまらない~」

――そのゆるい感じもイイですよ!

Megu「なんていうか、今のように、笑っていたいです」

Kaede「うーん、なんだろうなぁ…。変わらず、何かを表現している人でありたいです」

――おお、なるほど…。

Kaede「八千代コースターという番組でご一緒している、スーパー・ササダンゴ・マシンさんが、『何十年経っても番組を続けてください、そして番組に出させてください』っておっしゃっていて」

――おお、そうなったらすごいですね!

Kaede「その頃には、初期からいる重鎮になっていたいって。その言葉を聞いて、そういうのもいいなぁ、なんて、いろいろ考えました」

究極の目標となる存在、MAXとのツーマン

――スーパー・ササダンゴ・マシンさんご自身が、いろいろな経歴とブランクを経て、今また活躍されている方なんですよね。すごく重みがあります。

Nao☆「Negiccoをやりながら、なにかやっている人でありたいって思います。その時に、みんながみんな同じところにいるかは、わからないけれど。それぞれに、伸ばせるところが伸ばせたらと思うし」

Kaede「そういう意味で、9月のMAXさんとのツーマンライブ(Negiccoの、ツーマンにようこそ in NIIGATA LOTS 特別篇「MAXねぎ9.28」)は、すごく大きいんです。

――おお、なるほど!

Kaede「MAXさんには、いつまでも、ずっとMAXさんでいてほしい。そういう目標でいてほしいです」

Megu「MAXさんが解散するのって、考えられないですよね」

Nao☆「いつまでも名を残して、いつまでもグループがあるイメージ。それって最高だなあって思うんです」

――ガールズグループの、ひとつの究極形かもしれないですね。

生きることが、Negiccoであること。それを支えてくれたのは…。

Kaede「あの、この前亡くなった桂歌丸師匠のエピソードで、すごく素敵だなと思った話があって…」

――おお、どんなエピソードなんですか?

Kaede「元気をなくされていたときに、奥さんに『あんた、しゃべってないと張り合いないんじゃないの』って言われたそうなんです。そうか、私たちも、歌ってないと張り合いがないよなって思って」

――すごい…。Negiccoが歌丸師匠を目指すところまで来ている…。人間国宝ですよ!

Kaede「いやいや、恐れ多いです」

――なんというか、“皆さんが生きる”ということと、“Negiccoである”ということがイコールである感覚が、2年前よりも、さらに強まっている気がします。

Nao☆「親も、私たちがNegiccoであることを誇りに思っていてくれるから。親にとっても、誇れる人間でありたいと思うよね」

Kaede「前までは、続けていて大丈夫? 就職しなくて大丈夫? って言われていたんです。でも、Negiccoをやめて、なにやるの? って言われるようになったんですよ」

――なるほど…。親御さんから見ていても、Negiccoとして生きることが一番しっくりくる、ということなのかもしれないですね。

Nao☆「苦しかったらやめていいよ、って言われるけど、だからこそやめない、がんばらなきゃって思います」

――本当に、親御さんの存在は、大きいですね。

Nao☆「最終的には、親だよね。いちばん苦しい時も、そばにいてくれて、いちばん感じ取ってくれたのは親なんです。熊さんやconnieさんが功労者なのはもちろんだけど、親は、Negiccoが15年続けられた功労者だと思います」

――こういう発言を、真実味をもって語れるのが、Negiccoの凄さかもしれないですね…。

Nao☆「ううん…。これは、妄想さんにしか話せない話かもしれないですね」