「知らなくて当然」の心構えが二人を救う

頼んだものの、思っていた結果が得られなかった時、イライラすることは多々ありますよね。でも今回のような場合、男性が「知らなくて馬鹿」なのが問題ではなく、「知っていて当然」という前提が問題なのではないでしょうか。

そもそも、男性に対して「知らないのが当たり前」と思っていれば、不満のレベルも低くて済みます。女性の普通は男性にとっては普通じゃない。上記のような、生活に密着したことは、知らなくても仕方ない。「知らないなら、私が教えてあげよう!」という心構えでいた方が、イライラと無駄なパワーを使わなくて済みます。

 

いい女は男を責めない

男性は責められると、萎縮するか逃げ出します。この女性はきっと、以後、旦那様に買い物を頼んでも、拒まれる可能性が高い。若しくは、事細かに、買い物リストの説明を求めるかもしれません。「コロッケがなかったら、メンチカツ?それもなかったら、どうしたらいい?」と一つ一つ確認されたら…それこそイライラします。

以前、かなり年上の女性から「男を責めちゃダメよ」と言われたことがありましたが、男性を責めても、生み出せるものはないようです。「キィキィ、ギャーギャー」と責め立て続ける女性に、うんざりしている男性を目撃したことがあります。他人事として見ると、責められている男性に「かわいそうに」「そんなに責めなくても…」と同情できるものですが、自分のパートナーの男性に対しては、つい責めてしまい、後で後悔してしまいます。

多くの女性は、旦那様や彼氏にとっては、できる限りいい女でいたいはず。男性を責めたくなったときは「いい女は男を責めない」と呪文を唱えてみてはいかがでしょう。真っ黒いアボカドを選んだ程度のことを責める気持ちが治まるのではないでしょうか。

そして最後に、旦那を馬鹿呼ばわりするということは「その男を選んだあなたも馬鹿ってことよ?」と(彼女に伝わるかは不明ですが)書いておきたいと思います。パートナーは自分の鏡だとか。人生の伴侶に選んだ男性を馬鹿と言う女性の、人としての評価も下がります。

「うちの旦那は馬鹿」と心の中で叫ぶ分には「いくらでもどうぞ!」と思いますが、口外する時は「これを言っても、誰の幸せにもならないかも?」と、一瞬、考えてみてはいかがでしょうか。

大学院卒業後、銀座のクラブホステスになるという異色の経歴の持ち主。「銀ホスライター」として、老舗クラブで磨いたコミュニケーション術&営業テクニックを、悩めるビジネスパーソンに向けて紹介。恋愛・結婚・出産など、女性にとって身近な問題を研究し「今よりちょっとだけ人生を豊かにする方法」を提案しています。