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広大な敷地が広がるディズニーシー。その中で、パークの移動だけでなく、ゆっくり周遊できる蒸気船が「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン」。

この蒸気船に隠れた、4つのこだわりについてご紹介します。

 

単なるアトラクションじゃない! 実は法律上の立派な「小型船舶」

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シンデレラ城を中心に、放射状に道が広がるディズニーランドに対し、プロメテウス火山や海や水路が多いディズニーシーは、移動するのに、大きく迂回する場合もあります。

そんな中、移動の手段としても便利な「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン」。メディテレーニアンハーバーとロストリバーデルタを結ぶ航路は移動に便利です。

この蒸気船は、本来は法律上の「小型船舶」にあたるため、「小型船舶登録法」により登録を行い、船体には船舶番号の表示等が義務付けられています。

しかしながら、限られた区域のみを航行するため、法律の適用が除外されています。

■適用が除外されている船の例

「小型船舶登録規則」第二条 五 告示で定める水域のみを航行する船舶
(略)
1 奈良市法蓮町にある遊園地「奈良ドリームランド」内の人工池
2 モーターボート競走法(昭和26年法律第242号)第4条第1項の許可を受けた競走場に係る水域
(略)
6 千葉県浦安市舞浜にある遊園地「東京ディズニーランド」内の人工池
7 千葉県浦安市舞浜にある遊園地「東京ディズニーシー」内の人工池及び人工水路
(略)
12 大阪府大阪市此花区桜島にある遊園地「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」内の人工池及び人工水路

参考:日本小型船舶検査機構ホームページ総務省法令データベース「小型船舶登録規則」

以上の事から、いわゆる「遊園地の乗り物」ではなく、「本物の船」である事がわかります。

 

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実際に船の操舵席には計器類も非常に多く、これらを駆使してちゃんと運航されている船なのですね。こんなところにもこだわりが見えます。

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