浅い川や水面の航行に適した「外輪船」
©Disney
「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン」は、スクリューで進む船ではなく、船体の外側についている「大きな輪」を回転させて動力にしています。
この様な形式の船は「外輪船」と呼ばれ、ディズニーランドの「蒸気船マークトゥエイン号」の様に後方に外輪があるものは「船尾式外輪船」、こちらのスチーマーラインの様に横にあるものは「舷側(げんそく)式外輪船」と呼ばれます。
外輪船の特徴として、大型船の様にスクリューが無いので、浅い川や湖の航行に適しており、遊園地等で多く使われています。
©Disney
スチーマーラインの様な外輪船は、船尾の後方に大きなスペースが確保できるため、大型貨物の積み込みに適している事から、そうした用途で使われてきた歴史があります。
そんな背景もあり、このスチーマーラインも同様に、船の後方には大きな荷物が置かれているのでしょうね。
ディズニーシーの風景にとても良く似合う外輪船。時折鳴り響く甲高い汽笛の音や、静かに水を掻き分けて進む音が異国情緒を一層盛り上げてくれます。
ひとつひとつは小さいですが、以上のようなこだわりも意識しながら乗ってみると、いつもとは少しだけ違う風景に感じるかもしれませんね。
「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます
関連記事