1962年の人が思い描いた未来
『インクレディブル・ファミリー』はピクサー最新のCGアニメーション技術を駆使した美しい映像と迫力あるアクションも見どころ。
しかし新しさを感じる映像やテクノロジーの中にも、どこかノスタルジックさも感じます。
そのノスタルジックな雰囲気は、かつて古き良きカリフォルニアをテーマとしてたエリアにも違和感なく溶け込んでいます。
『インクレディブル・ファミリー』の時代設定はどのように生まれたのでしょうか。
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ジョン・ウォーカー「時代設定としては一作目と同じです。
けれども、実はアイデアはかなり複雑で、1962年に生きていた人が想像した未来の世界ということなんですね。
なのでミッドセンチュリーの雰囲気はあるんですけれども、携帯電話もスマートフォンもなくて、ワイドスクリーンのテレビはあるんだけれども今のテレビとは違うといった感じで。
1962年代に生きていた人々が将来こうなるんだろうなと想像した未来。
1962年ではなくて、1962年の人たちが想像した未来なんです。
なので私たちがルールを設定して携帯電話はやめようと。今みんな携帯見すぎているからやめようと。
iPadみたいなもの、iPadではないんだけど、それっぽいものはあると。
でもコードは付いている。Bluetoothはなくてみんなコードが付いているといったような、50年代後半から60年代の雰囲気と、みんながその当時考えたであろう未来という時代設定にしています。
ほんと私たちはオタク的にこの時代設定を何時間もかけて話し合いました。
ものすごい時間かけてそういう時代設定をしました」
ディズニーランド・リゾート取材協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル
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『インクレディブル・ファミリー』
2018年8月1日(水)日本公開