幼稚園や保育園に行き始めると、水筒やタオルや歯ブラシ、さらに園で使うお道具など、持って行かなければならないものがたくさん出てきます。
ママは日々その準備に追われているのではないでしょうか?
年少さんくらいまでは、親が準備することになるでしょうが、中には忘れ物の多い子もいます。
さて、そんな忘れ物の多い子に対して、園ではどう思っているのでしょうか?
また、親としてはどう対処すればいいでしょうか?
今日は『モンテッソーリ教育で伸びる子を育てる』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴が、子どもの忘れ物についてお話しします。
忘れ物は親の責任?
年少くらいまでは、子どもがすべて自分で準備することは難しいでしょうから、親が準備することになると思います。
そうすると、忘れ物は当然親の責任ということになりますね。
また、年中や年長で、自分で用意させているとしても、園では、最終的なチェックは親がしているものだと考えるでしょう。
「忘れ物が多い」と園から注意されたママもいるのではないでしょうか?
ただ、いくら親が気をつけているつもりでも、持って出るのを忘れたなどということは起こりますね。
忘れ物をした場合、人数の多い認可園などでは、一人一人の忘れ物に対応できる余裕はないと思います。
お道具などを忘れてしまったら、そのアクティビティができなかったということも起こりえます。
親からすると、できなかった子どもがかわいそうと思うかもしれませんが、あえてそうすることで、「忘れ物をしないように気をつける」ということを学ばせる意図もあります。
少人数の園の場合は、予備の道具を置いているかもしれませんが、いつもいつも忘れてきて、当然のように園の道具を使うというのでは、やはりあまり良い印象は持たれないでしょう。
忘れ物が多いのはその子の特性かも
いくら注意しても忘れ物をしてしまうというのは、もしかしたらその子の特性なのかもしれません。
言い換えれば、何度も同じことで注意しなければならない点というのは、その子が学ぶべきテーマではないかということです。
注意力を身に付けなさいということかもしれませんし、自分の持ち物に気を配りなさいということかもしれません。
いずれにしても、できれば幼児期のうちに、できるだけ忘れ物をしないように習慣づけたいものです。
子どもの場合は、言葉で注意しても効果はありません。楽しく取り組めるような工夫が必要です。
では、どうすればいいでしょうか?