高校生・教員向け生成AI体験イベントの実施実績をもとに、教育現場でのAIリテラシー向上に貢献
株式会社WEAVE(本社:広島県広島市、代表取締役 CEO:久保直樹)は、広島県をはじめとする産学官が連携して推進する取り組み「ひろしまAI部」コンソーシアムに、協働パートナーとして参画したことをお知らせします。本取り組みの一環として、2025年7月23日(水)には、広島県内の高校生・教員を対象とした「はじめての生成AI体験イベント」をオンラインで実施しました。当日は高校生・教員約30名が参加し、ChatGPTをはじめとする生成AIに実際に触れながら、日常や授業に応用できる使い方を体験しました。なお、参加者募集にあたっては、広島県教育委員会の協力のもと、県内の学校に広く周知されました。

本イベントは、生成AI(ChatGPTなど)の基礎的な使い方と注意点を、高校生・教職員が体験を通じて学ぶことを目的に実施。文化祭や修学旅行の企画アイデアづくり、学習内容を4コマ漫画にするワーク、セキュリティ講座などを実施。参加者には実際にAIを操作しながら、活用の幅広さを体験していただきました。
■ 高校生・教員が生成AIに関心を寄せる背景とは
事前アンケートでは、生成AIの利用経験について以下のように回答が分かれました。- 全く使ったことがない:20%
- 試したことはあるが普段は使っていない:20%
- 勉強・仕事やプライベートで既に活用中:60%
経験の差はありつつも幅広い層が参加していました。参加動機としては、「授業や部活動に活かしたい」「生成AIの安全な使い方を知りたい」「取り残され感を解消したい」といった声が寄せられ、教育現場や日常生活に直結する関心の高さがうかがえました。
■ 生成AI基礎講座|AIの仕組みと活用シーンを学ぶ
冒頭の基礎講座では、AIの歴史とともに「生成AIとは何か」をわかりやすく解説しました。ルール通りに動く従来のAIとの違いを示し、“誰でも使えることが革命”である点をお話ししました。さらに、仕事での文書作成やデータ分析、生活での旅行プランや料理レシピ提案など、身近な活用シーンを紹介しました。参加者は「自分ごと」として活用をイメージできる導入となりました。

音楽生成AI「SUNO」を紹介

Google社が提供する「NotobookLM」を紹介
■ アイデア出しワーク|文化祭や修学旅行をテーマに企画体験
続いてのワークでは、ChatGPTに相談しながら企画アイデアを考える演習を行いました。高校生は文化祭の模擬店や出し物、教員は修学旅行のレクリエーションをテーマに設定。まずは個人でAIにアイデアを出させ、その後グループで共有し合いました。「追加で指示すると案がどんどん膨らむのが面白い」「自分の発想にAIが答えてくれるのが新鮮」と、高校生たちは驚きと楽しさを口にし、学校行事への活用をリアルに想像するきっかけとなりました。

高校生が文化祭で出展するメイド喫茶の企画アイデアを発表
■ 4コマ漫画化ワーク|授業理解やテスト勉強を楽しく可視化
次のワークでは、テスト勉強や授業内容を題材に、ChatGPTに相談しながら4コマ漫画を作成しました。高校生は歴史や社会などの学習内容を、教員は授業の解説を漫画に整理。AIを活用することで、知識をわかりやすく表現する新しい方法に挑戦しました。グループで成果を共有すると、「漫画にすると内容が頭に残りやすい」「説明が人に伝えやすい」といった声が上がり、勉強の理解や発表力にもつながるワークとなりました。

世界史の理解に4コマ漫画を使っている様子
■ セキュリティ講座|安心してAIを使うためのルールを理解
最後に実施したのは、生成AIを安全に活用するためのセキュリティ講座です。入力してよい情報と避けるべき情報を具体例で紹介し、実名・連絡先・社内情報などの取り扱いに注意が必要であることを解説しました。また、学校生活アンケートを題材にしたケーススタディでは、「個人名を削除し自由記述のみを入力する」という適切な方法を検討。参加者は実際に判断しながら「なるほど、こうすれば安心できる」と納得の表情が見られました。
生成AIを安全に使うための具体的なセキュリティ設定について学べる機会はまだ少なく、「こうした学びは貴重だ」「安心して触れられるようになった」といった声が多く聞かれました。便利さとリスクの両面を理解することで、参加者にとって実践的な一歩となるプログラムとなりました。

セキュリティについても網羅的にお伝えしました
■ 活用アイデア出し|勉強や学校生活にAIをどう取り入れるか考える
終盤には「AIを勉強や仕事でどう活かせるか」をテーマにアイデア出しを行いました。普段の業務や学校生活の中で「時間がかかっていること」や「繰り返し作業」を洗い出し、それをAIで自動化できないかを考えるワークです。高校生からは「課題レポートの下書きに使えそう」「文化祭の準備で効率化できる部分がある」といった声が出され、AIを自分の生活や学びに直結させる発想が広がりました。
■ 参加者の9割が「勉強や学校生活で使える」と実感
イベント終了後のアンケートでは「わかりやすく楽しかった」「すぐに使ってみたい」といった声が多く寄せられました。実際に手を動かしながら学んだことで、生成AIを身近に感じた高校生・教員が多かったのが印象的でした。
グループワークも交えながら終始賑やかな雰囲気でした
- 「ChatGPTの基本的な仕組みや使い方が理解でき、今後の勉強や生活に役立てられると思った」
- 「説明だけでなく、自分で入力して試せたのが良かった。単なる講義ではなく体験できたことが大きい」
- 「AIを安心して使うために、入力してよい情報・ダメな情報を具体例で学べたのがとても貴重だった」
- 「SUNOやGammaなど、ChatGPT以外の生成AIも知ることができ、世界が広がった」
- 「他校の生徒や先生と意見交換できて、視野が広がった」
- 「楽しくてあっという間の90分だった。もっと時間があればさらに試したかった」
■ 学校・自治体向けに生成AI人材育成を広げていく

■ 登壇者コメント
生成AIは、ただ知識として学ぶだけでは現場で使えるようになりません。生徒も教員も、実際に触ってみることで「安全に使える感覚」が初めて育ちます。今回のイベントでは、その第一歩を共に踏み出すことができました。
今後も学校・自治体の皆さまと連携し、「現場で本当に使えるAIリテラシー」を広げていきたいと考えています。
株式会社WEAVE 代表取締役 久保 直樹
【WEAVEが提供する研修プログラム】
弊社では、教育現場向けに以下の研修・講座を提供しています。
- 教職員向け生成AIリテラシー研修(2時間~)
- 生徒向け生成AI体験ワークショップ
- 自治体向け 生成AI活用・セキュリティ講座
生成AIを学校現場に安全かつ実践的に導入したい教育機関・自治体の方は、ぜひご相談ください。
本イベントで実施した内容は、企業研修・自治体研修向けに再設計することも可能で、広島県内外の法人企業向け生成AI研修としても展開しています。
■ 株式会社WEAVE 会社概要
会社名:株式会社WEAVE(ウイーブ)本社所在地:広島県広島市南区京橋町4−5
設立:2022年10月12日
事業内容:
- 法人・自治体向け生成AI活用支援・研修事業
- 実践型生成AI学習サービス「ミーネクスト」の運営
公式サイト:https://weav-e.jp
■ ひろしまAI部とは?

「ひろしまAI部」は、広島県が主導し、令和6年6月に発足した、高校生を対象に、AIに関するリテラシー向上を目的とした教育プログラムです。株式会社WEAVEは、この取り組みに協働パートナーとしてコンソーシアムに参画し、今回、生成AIの基礎講座や実践ワークを設計・運営。教育現場や地域でのAI活用を広げる一翼を担っています。
https://hiroshima-aiclub.org/
■ 本リリースに関する報道関係のお問い合わせ
株式会社WEAVE 広報担当 品川琴乃Email:info@waev-e.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
関連記事
-
高校生・中学生がスマホゲームの全国大会を初プロデュース!「ベネッセ高等学院」と「セガ エックスディー」とのコラボで実現 -
AIカメラ×DX×サブスクで洗車業界の新基準を提供|洗い放題.com(R)ふるーる洗車(R)所沢中富店が埼玉県初「超純水」導入!事前登録450名突破、12月21日グランドオープン! -
【箱根小涌園ユネッサン】ユネッサン開業25周年 × ミルキー発売75周年 ユネッサン × ミルキー ANNIVERSARY FESTA! チョコまみれのお風呂とネクターのサウナも実施! -
マキタスポーツと春風亭一之輔大人気のオジサン2人が2025年のニュースを総ざらい!「厄笑いジジ放談 2025」12月29日(月)13時から3時間オンエア!























