そうだ! 2月は節分があるんですよね。えっと…、何日でしたっけ?

ーー2月3日です。節分は奈良時代に中国から伝わった儀式が元となって、日本独自の儀式が融合して、現在の節分になっているといわれているんですよ。

ウンウン。

ーー中国には、「鬼は外、福は内」と言いながら、豆まきをする習慣はありません。日本との違いを言えば、節分につきものの“鬼”も、中国語の意味とちょっと違うんですよ。

え?? なになに???

ーー日本では『桃太郎』や『一寸法師』などに出てくる“青鬼、赤鬼”をおもにイメージしますが、中国語でというと、“幽霊、亡霊”を意味するんです。お化け屋敷を鬼屋、ホラー映画を鬼片と言ったりします。

そうなんですね! 初めて知りました…!

ーーこれも、漢字は同じでも、中国語と日本語で意味が違うものの1つですね。節分が過ぎると、翌日は“立春”ですから、この日から“冬”が終わり、“春”になるわけです。

え、ウソだ…。

ーーえ…??

冬だ…。だって、“2月末にすごく雪が降る”っていうイメージ、強くありませんか?

ーー確かに2月は寒さが一番厳しいときですよね。なので“立春”は、この頃から次第に暖かくなる、“春に向かう始まりの日”と言った方がいいかもしれませんね。確か去年の2月、『クザリアーナの翼』の東京公演中にも、関東で大雪が降りましたよね。

ああ、あの日…………!!! 忘れられないッ!!!!

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