「わきまえません、それがthis is me!」 ――世の中に漂う閉塞感を、綿矢作品史上最もファンキーな主人公がぶち破ります。

2001年『インストール』で衝撃的なデビューを飾ってから25年、新刊が発売されるたびに話題を集めてきた作家・綿矢りささんの最新作は、自身の結婚、出産の経験も注ぎ込んだ “妊婦コメディ” 小説です。本作は2024年4月から約1年にわたり『女性セブン』で連載されたものに加筆・修正を加えたものです。
俊貴は、控えめで笑顔が可愛い由依と結婚した。が、由依は長い不妊治療の末に妊娠すると突然、外見・内面ともに豹変する。妻の様子がおかしい――。
単行本化にあたっては雑誌連載中から大きな話題を呼んだ「グレタ・ニンプ」に加え、『オール讀物』に掲載された、バレンタインデー前日の女子大生・可耶の奮闘を描く「深夜のスパチュラ」を収録しています。
◎著者・綿矢りささんからのメッセージ

装画を描き下ろしたのは、「強く、可愛く、自分らしい」女性のイラストレーションが話題を集め、多くのファッションブランド、広告ビジュアル、MVイラストなどのクリエイティブを手掛けているNAKAKI PANTZさん。主人公・由依の脳内イメージを具現化したような力強い女性を描いてくださっています。
装丁はブックデザイナーの佐藤亜沙美さん。登場人物の感情を本文のフォントデザインに乗せた試みもぜひお楽しみください。カバーはもちろん、迫力ある表紙や別丁扉にも要注目です。
◎ブックデザイナー・佐藤亜沙美さんからのメッセージ
「つわりで何が食べたいか分からない!」「お腹が重い!」「寝返りがうちたい!」「酒が飲みたい!」……妊娠期間中、私もどこか「自分でない別の生き物」になったような感覚がありました。そんな、妊娠期間中の絶え間ない「!」の連続を、元妊婦として120%の力でデザインに注ぎ込みました!
◎イラストレーター・NAKAKI PANTZさんからのメッセージ
パンクで世紀末な結衣のビジュアルを表現するにあたり、「一体何だコイツは…?」という力強いインパクトを与えられたらという思いで描かせていただきました。グレた妻と混乱夫の笑える掛け合いが見どころです。綿矢先生の超ハイパワー・マタニティ・コメディを是非お楽しみください!
【書店員の方々から熱いメッセージが続々と届いています】
◎大好きな綿矢りささん、待望の新作!!大企業に勤める呉田俊貴と7つ年下の由依の夫婦が、待ち望んだ懐妊。マタニティ・ハイで豹変した由依がかっこよすぎて!そんな由依を受け入れる俊貴も健気で素敵で。ふたりを待ち受けるさまざまな変化。そりゃないぜ!とツッコミたくなる試練も何のその!ふたりで乗り越える姿に胸が熱くなりました。面白すぎて一気読みです!!
――丸善名古屋本店 竹腰香里さん
◎ちょっ、やめて、電車で笑わせんといて。と、何度心で叫び、何度吹き出したのを咳払いでごまかしたことか。“人前で読む際は、心してお読みください”の注意書き要帯掲載かと。だけど笑えるのは、ファンキーなドラゴンボールの孫悟空になった人を、受けとめてくれる人がいるからなんだろうな。そして私が、つらい思いを想像でしか、わかることができないからなんだろうなぁ。コメディのふりして笑わせて、油断させて刺してくる。私にとっては、コメディ小説の皮をかぶった社会派小説のようでした。
――紀伊國屋書店相模女子大学ブックセンター 藤井亜希さん
◎おもしろい!!そして、それ以上に奥深くて優しさにあふれている。読むほどに、この夫婦が好きになる。
――TSUTAYA太子店 大道幹子さん
◎最高に面白い。なんて魅力的なんだ。不妊治療を経て諦めかけた先での妊娠、まさかの妻の豹変。おしとやかだったのが見た目も口調もワイルドに、それに翻弄される夫。こんなの面白くないわけがない。それに面白いだけじゃなく胸にジンとくるところもあるのがまた良かった。
――宮脇書店総本店 栗本倫成さん

■著者紹介:
綿矢りさ(わたや・りさ)1984年、京都府生まれ。2001年『インストール』で文藝賞を受賞しデビュー。2004年『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞。2012年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞、同年に京都市芸術新人賞、2020年『生のみ生のままで』で島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』『嫌いなら呼ぶなよ』『パッキパキ北京』『激しく煌めく短い命』など多数。
■内容紹介
俊貴は控えめで笑顔が可愛い由依と結婚した。不妊治療を4年続けたがうまくいかず、夫婦ふたりで生きていくと決めた矢先、俊貴が仕事から帰宅すると、由依が珍妙な格好で踊っていた。「ヨウセイダーーーーーッ!」。妊娠した喜びで(!?)由依は内面、外見ともに豹変。髪型はデニス・ロッドマンのように、喋り方は『ドラゴンボール』の孫悟空のようになってしまう。驚きと笑いに満ちた夫婦生活を描いた「グレタ・ニンプ」と、バレンタインに手作りチョコを!壮絶な一夜の奮闘を描いた「深夜のスパチュラ」の2編を収録。■書誌情報
タイトル:グレタ・ニンプ著者:綿矢 りさ
定価:1,870円(税込)
発売日:2026年1月27日
判型:四六判上製
頁数:336ページ
装画:NAKAKI PANTZ
装丁:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)
発行:小学館
URL:https://www.shogakukan.co.jp/books/09396559

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