無性に甘いものが食べたい…“プチ中毒症状”
先日、こんなことがありました。
機嫌よく家の中で遊んでいた3歳の姪っ子に、祖母がなにげなくお菓子を与えたのです。
姪っ子はお菓子を食べ終わると、にっこり。そして一言、「もっとたべたい」。
祖母は仕方なく、もう1つ、姪っ子に手渡しました。すると…
めい「もっとたべる」
祖母「もう終わりにしようね」
めい「やだ! もっとたべたい!」
なかなかの手強い反応に、祖母は「ママには内緒ね」と言いつつ、渋々もう1個あげました。
それでも満足できない姪っ子は、祖母にまとわりついて「もう1こ! もう1こだけ!」と言ってダダをこね始め、しまいには「ちょうだいよ~!!」と号泣。手のつけられない事態に。
この姪っ子、一見「すごくワガママな子」に思えてしまいますが、事の発端は、そもそも甘いお菓子を与えたことで脳を刺激してしまったことにあります。砂糖には、タバコや薬物のように脳を興奮させ、依存させる性質があるのです。
子どもの機嫌をとるための「あめ玉」も、時としてその欲求を暴走させ、諸刃の刃となって大人を直撃。よけいな返り討ちに「イタたたた…」となります。
「まあ自分は大人だから大丈夫。まさか中毒なんて」と思うかもしれません。
でも、なんとなく落ち着かず、頭がぼーっとして集中できなかったり、いつもおやつのことを考えてしまったり、そんなことはありませんか?
「なんかイライラする。甘いものでも食べよう」
「お腹はすいてないのに、無性に甘いものが食べたい」
そんな状態が日常的に起こっているとしたら、黄信号。体の中のブドウ糖レベルが異常に低くなる「低血糖症」になっているかもしれませんよ。