男の子のセルフカットの最中、バリカンを使用して「はい、できた!」と思って見たら、まだらになっていたというケースはよくあるお話。また、襟足やもみあげは、小さな男の子でも見栄えが大事ですし、失敗するとショックですよね。

そんな男の子のセルフカットのコツを、キッズ専門ヘアサロンZUSSO KIDS(ズッソ キッズ)新宿髙島屋店のスタイリスト山田ゆかりさんに伝授してもらいました!

男の子のセルフカットのよくある悩み!解決策は?

まずは男の子のセルフカットをするときによくある失敗について、スタイリストの山田さんに教えていただきました。

バリカンでまだら・ムラになる!

スタイリストの山田さん(以下、山田)「アタッチメント付のバリカンを使用しましょう。アタッチメントとは、刈り上げる毛の長さを調整できる“くし”のようなアクセサリーです。

刈り上げたい毛の長さに応じて、アタッチメントの刈り上げる長さの数値を設定して使用します。アタッチメントを使えば均等に刈り上げることができるので、まだらになりにくくなります。

ただ、耳回り、襟足、サイドの長さはアタッチメントの設定が短すぎると、刈り上げた後の頭の形が目立ってしまい、まだらに見えやすいので、気持ち長めの1.5~2cmくらいに設定すると良いです」

もみあげがなくなっちゃった!

山田「小さいお子様はもみあげがないお子様も多いです。耳回りも無理に短くせずに、耳にかかるくらいでカットすると、もみあげも残せます」

耳周りや襟足を切り過ぎる!

山田「耳回り、襟足は、指で髪の毛をはさんでカットすると、安全に行うことができ、さらに切りすぎずに短くすることができます」

前髪が“ぱっつん”とまっすぐになってしまう!

山田「髪の毛を額に下ろしたままカットすると、“ぱっつん”とまっすぐになってしまいます。お子様の後ろから回り込んで、床と並行くらいに髪の毛先を前方に向けながら持ち上げてカットすると、自然な前髪に仕上がります」

髪を全体的に短く切りすぎた!

山田「短くなりすぎた場合、スタイルにもよりますが、伸ばすしかないです。 お出かけ時や写真を撮るときは、お子様用のセット剤などを使用してスタイリングをすると目立ちません。

一ヶ所だけ短い場合はそこに合わせてカットするのがコツ。もしそれでも失敗してしまったら美容院で直してもらうのが一番です」