【初心者必見】アキバの専門店「e☆イヤホン」に聞く ヘッドホン選びのポイント ちょっと背伸び!なオススメ商品も紹介

心機一転の新生活シーズン。普段のコンテンツ視聴をより充実させるためにも、ヘッドホンの買い替えがオススメだ。そんなわけで、今回はいつもの家電量販店を飛び出し、ちょっと専門店にお出かけ。東京・秋葉原のオーディオ専門店といえば「e☆イヤホン秋葉原店」を思い浮かべる人も多いはず。前編では、そんなe☆イヤホンで最近のトレンドについて教えてもらった。今回は、担当者に選び方のポイントやオススメ製品について基本から詳しく解説してもらう(BCN・寺澤 克)。

話を聞いたのは、登録者数15万人以上のYouTube公式チャンネル「イヤホン・ヘッドホン専門店『e☆イヤホン』」に出演中のはまちゃんさん。普段は専門店ならではの、かなり深掘りしたレビューを展開してくれているが、今回だけは無理をいってイヤホンとヘッドホンの違いなど、根本的な部分から解説をしてもらった。

イヤホンとヘッドホンの違いって何? ポイントは「空気の塊」

(以下、敬称略) そういった話はよく聞きますが、どちらが上、ということはありません。それぞれに良さがあるんですよ。そこは、両者の構造について考えてみると分かりやすいかもしれません。ポイントは「空気の塊」です。

音というのは、空気を振動させることで鳴ります。コンサート会場のスピーカーの音に迫力があるのは、大量の空気の塊を扱えるからです。そう考えると、小さなイヤホンは耳の中だから当然小さい。逆に、ヘッドホンはそれよりも大きいから音の広がりや定位感が強く、自然な聞こえ方になるといえます。つまり、映画などを見るときに効果的なのは、ヘッドホンです。

そこは、イヤホンにしか出せない魅力があります。イヤホンは、耳とドライバー(音を鳴らす部分)の位置が非常に近く、自然界ではありえないような状況になってしまうんです。いわゆる「脳内定位」というのですが、耳の穴の中で音がダイレクトに響くような感覚が味わえます。もちろん普通に音楽を聴いたりしても良いのですが、最近話題のASMRなどでは、特に重宝されていますね。

ヘッドホンを選ぶならシチュエーションを考えよう

それを考える前に…「どこで、何を、どう楽しむか」。ここもしっかり決めておくと良いでしょう。

外で使うならノイキャン コンテンツ視聴には空間オーディオ 見た目も重要

例えば、通勤・通学、移動中に使うとなれば、ノイズキャンセリング機能は必須です。それから、最近は定位感や臨場感が強まる空間オーディオを採用するモデルが多く、中には映画用の「シネマモード」を備えたものもあります。

あとは外で使うのだから、見た目にも気を遣っておきたいじゃないですか。スーツと合わせるなら、レザー素材を使ったモデルとか、高級感あるアルミ筐体を採用したモデルなんかも良いですよね。

室内なら着け心地の良い「開放型」がオススメ

外で使うモデルはノイキャンと同時に、外に音が漏れない「密閉型」である必要性があります。一方で、室内では逆に、音が漏れても問題はないと思うので「開放型」をオススメします。

密閉型のヘッドホンは音がこもりがちになることも多く、長時間装着していると、どうしても蒸れてしまいます。

ところが、開放型は音がのびやかで自然なサウンドが大きな特徴です。そして、長時間使っても蒸れませんし、モデル次第では、装着感が全くなかったり、軽かったりと、快適性が高いかと思います。個人的にも、室内使用だったら開放型が断然オススメです。

ビジネスでも使うなら有線接続 遅延を気にせず使える

ほかには、会議用途で使われる場合には、有線接続がオススメですね。

無線って若干遅延するし、もしかしたら通信も安定しないことがあるかもしれない。大事な会議で、うまく意思疎通が取れなかったら大変ですよね。一方、有線は線でつながっているわけですから、遅延しません。断線しない限りは使用できます。

特に、ワイヤレスヘッドホンの場合は、無線・有線両方に対応しているかどうか、ここをチェックしてみると良いでしょう。

見た目も映えて音も良い 専門店の担当者オススメ4選!

分かりました!オススメ4モデルをご紹介します!

Fostex「T60RPmk2」

まずは老舗ブランドであるFostexの「T60RPmk2」です。

注目は、このたたずまい。黒胡桃無垢材から削り出したウッドハウジングを採用していて、まさに「大人のヘッドホン」といった感じです。ドライバーには、Fostexのお家芸ともいえる「平面駆動型」を採用しています。リスニング用のヘッドホンで、音のゆがみが少なく、正確な音を鳴らしてくれて、コンテンツの視聴なんかにはオススメです。

ちなみに、こちらは半開放型で、「T60RPmk2CL」という密閉型のバリエーションモデルもあります。聴き比べてみても面白いですよ。

オーディオテクニカ「ATH-R50x」

210gという軽量設計が特徴の商品です。この奇跡のような軽さ、そしてつけていることを忘れてしまうような着用感は、ぜひ一度感じてみてほしいです。モニターヘッドホンという位置づけで、サウンド面では、開放型特有の抜けの良さ、そして低音もしっかり鳴らしてくれて臨場感も味わえます。

Bowers & Wilkins「Px8」

Bowers & Wilkinsは、ビートルズファンなら知っているアビーロードスタジオで使われているスピーカーを手掛けています。ヘッドホンも品質が高く、どのモデルも素材にまでこだわっていてオススメです。こちらのPx8は、ノイキャンもしっかり効いて、有線接続もできて、その音質、機能性も言わずもがなです。

イヤーパッドやヘッドバンドに天然のレザーを使用していたり、各部にはアルミニウムの金属パーツを使用していたりと、高級感あるデザインになっています。毎日スーツを身に着けるようなビジネスパーソンにこそ使ってほしい、かっこいい大人向けのモデルですね。

YAMAHA「YH-L500A」

上位モデルのワイヤレスヘッドホン「YH-L700A」から機能をそぎ落としたお手頃なモデルです。空間オーディオの機能も7モードから2モードまで絞られているんですが、「映画ぐらいしか見ません」っていうならこっちでも十分に楽しめます。

イヤーパッドもすごく柔らかくて、長時間の着用でも疲れにくいです。「スマホで映画見るならこれぐらいでちょうどいい」を体現しているといえるでしょう。ただ、ノイズキャンセリング機能はついていないので、必要なら上位モデルを購入すると良いかもしれません。

シチュエーションを考えてチョイス 使うシーンによっては見た目も大切

以上、はまちゃんさんにヘッドホンの基本的な部分から解説をしてもらった。オススメ商品も専門店ならではのチョイスで、あまり他では見ないモデルばかり。価格帯は、ちょっと背伸びする必要があるが、それに見合うだけの満足感は得られるはずだ。ヘッドホン購入の際は、本稿で解説したポイントや選び方を参考に、ぜひ自分だけの1台を選んでみてほしい。

取材したお店「e☆イヤホン秋葉原店」

住所:東京都千代田区外神田4-7-1 新東ビル

アクセス:JR「秋葉原駅」電気街口から徒歩5分

営業時間:11~20時(年中無休、買取受付時間は10時30分~19時30分)

X(旧Twitter)公式アカウント:@e_earphone_akb