厚労省が推奨する身体活動量の達成率は46.6%
明治安田厚生事業団と笹川スポーツ財団は3月27日、2025年11月に実施した「活動量計による身体活動・スポーツの実態把握調査2025」の結果(速報値)を発表した。
1日あたりの歩数は6648歩、座位行動時間は8.8時間
2024年1月、厚生労働省(厚労省)は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(身体活動ガイド2023)」のなかで「健康づくりのための新しい推奨身体活動量」を示した。しかし、身体活動量に関する全国規模かつ代表性のある客観的データがなく、実際に国民がどの程度動いているかを明確に把握できていない課題がある。
そこで、身体活動に費やす時間や活動強度、座位時間を詳細に測定できる「活動量計」を用い、身体活動量を実測するとともに、質問票でスポーツ実施状況などを調べ、日本国内の身体活動の実態把握を目指す共同研究を2023年度から実施している。2024年度から全国47都道府県200地点で調査を行っており、2025年度に実施した最新の調査では、身体活動ガイド2023が定める推奨身体活動量(1日)の達成率は全体で46.6%だった。2024年度調査の47.9%と比べて大きな差はみられなかった。
身体活動とは、「安静にしている状態より多くのエネルギーを消費する全ての動作」を指す。日常生活の立ち仕事や家事全般などは低強度身体活動、階段昇降や運動・スポーツ全般は中高強度身体活動に分類される。身体活動ガイド2023では、3メッツ以上の身体活動(歩行、庭仕事、子どもと遊ぶ、水泳など)の基準が示されている。
最新調査の速報値によると、推奨身体活動量の達成率は全体で46.6%となった。年齢層別では、20-64歳の成人が44.7%、65-79歳の高齢者が53.3%、性別でみると、成人男性では45.5%、女性は44.2%、高齢者男性では54.2%、女性は52.2%となり、成人の達成率は2024年度調査に続いて半数を下回った。
1日あたりの歩数は、成人7017歩、高齢者5428歩と、身体活動ガイド2023が定める基準を下回った。1日あたりの座位行動時間は、全体で8.8時間、成人8.8時間、高齢者8.6時間であった。







