
株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「オンライン塾と対面塾」について調査しましたので概要をお知らせいたします。
「オンライン塾って、実際どうなのだろう?」
コロナ禍をきっかけにオンライン塾の選択肢は一気に広がりましたが、「画面越しで本当に力がつくのか」「自宅だと集中できないのではないか」と感じている家庭もあるでしょう。
そこで塾選ジャーナルでは、オンライン塾と対面塾の両方を経験した中高生の保護者100人を対象に、現在の利用状況や満足度についてアンケート調査を実施。
実際に現在の利用状況を見ると、
・対面塾のみ:41%
・オンライン塾と対面塾の併用:40%
・オンライン塾のみ:19%
という結果となりました。対面塾のみが最も多いものの、オンライン塾と対面塾を併用する家庭もほぼ同じ割合となっており、塾の活用方法は単純な二択ではないことが分かります。
本記事では、調査結果をもとに、オンライン塾と対面塾の満足度の違い、それぞれの強み、両方を経験したからこそ分かるメリット・デメリット、子どものタイプ別分析などを詳しく紹介します。
詳細はこちらをご覧ください。
塾の利用形態、4割が「オンライン塾+対面塾」のハイブリッド型
「対面塾のみ」と「オンライン塾+対面塾」の割合が拮抗

この結果から、オンライン塾か対面塾かという単純な二択ではなく、それぞれの強みを組み合わせて活用する家庭も少なくないことがうかがえます。
併用家庭の利用バランス-約7割が「対面塾メイン+オンライン塾補助」

※n=40 オンライン塾と対面塾を併用している中高生の保護者
併用家庭の約7割は、対面塾を中心にしながらオンライン塾を補助的に活用する形をとっていました。
■ 対面塾がメイン
- 「対面塾で競争意識を持ちながら学びつつ、弱点はオンラインでフォローするほうが本人の性格に合っているためです。」(みさきさん/大阪府/高1女子保護者/利用塾 オンライン:トライのオンライン個別指導塾 対面塾:馬渕教室)
- 「数学は対面塾で直接質問し、苦手な英語や理科はオンライン塾で反復学習する方が効率が良い。」(卵かけご飯さん/神奈川県/高1女子保護者/利用塾 オンライン:スタディサプリ 対面塾:湘南ゼミナール)
- 「日々の学習習慣づけや全般的な受験指導は対面塾にお任せし、どうしても理解が追いつかない数学の特定単元のみ、質の高い講師を選べるオンライン塾でピンポイントに補講を受ける形がベストだと判断しました。」(ぺこさん/東京都/中3男子保護者/利用塾 オンライン:Z会 対面塾:明光義塾)
■ オンライン塾と対面塾がほぼ同じ
- 「受験生になり、集団指導の対面塾では網羅しきれない個別の苦手分野を、質の高いタブレット教材で補っている。」(てんむすさん/千葉県/中3女子保護者/利用塾 オンライン:Z会 対面塾:市進学院)
- 「対面塾のほうが気軽に質問しやすくて勉強に集中できるので、苦手科目を勉強する時は対面塾を利用しています。」(シンチャンさん/大阪府/高1男子保護者/利用塾 オンライン:坪田塾オンライン 対面塾:武田塾)
■ オンライン塾がメイン
- 「映像授業の質が非常に高く、自分の実力に合わせた先取り学習ができるためオンライン塾を主軸にしています。」(ひよこさん/東京都/高1女子保護者/利用塾 オンライン:東進オンライン学校 対面塾:学習塾ステップ)
- 「オンライン塾で自分のペースで学習している一方で、対面塾では特に苦手な数学や英語をしっかりと指導してもらっています。対面塾での直接指導が効果的な科目もあるので、使い分けています。」(KKさん/東京都/中2男子保護者/利用塾 オンライン:武田塾オンライン 対面塾:個別教室のトライ)
オンライン塾と対面塾の満足度比較から見えたそれぞれの強み
続いて、オンライン塾と対面塾を両方経験した家庭に、それぞれの満足度を5段階で評価してもらいました。
オンライン塾は「コストパフォーマンス」が最大の強み

※平均値=各調査項目を「とてもそう思う=5点」「ややそう思う=4点」「どちらともいえない=3点」「あまりそう思わない=2点」「そう思わない=1点」で回答してもらい、平均を抽出
オンライン塾の評価項目のなかで最も高かったのは「費用に対する納得感があった」でした。
オンライン塾は教室運営費や通塾に伴うコストが発生しないため、対面塾と比較してリーズナブルな価格で利用できるケースが多いのが特徴です。
■「成績向上」「継続性」でも十分な高評価
オンライン塾では「集中力」や「講師との関係」といった対面コミュニケーションに関する項目の評価は、対面塾と比べてやや低めでした。
一方で、「成績向上を実感できた」「継続しやすかった」といった項目の平均値は「費用に対する納得感」の次に高いです。
これらの結果から、費用を抑えながらも、一定の成果(コストパフォーマンスの良さ)を実感している家庭が多いことが分かります。
対面塾は「親の安心感」がトップ

※平均値=各調査項目を「とてもそう思う=5点」「ややそう思う=4点」「どちらともいえない=3点」「あまりそう思わない=2点」「そう思わない=1点」で回答してもらい、平均を抽出
一方、対面塾で最も高い評価を得たのは「親として安心感があった」でした。
対面塾は講師の目が行き届く「教室」という学習環境があるため、授業中の様子や学習状況を把握しやすいという特徴があります。こうした環境が、保護者にとっての「任せておける安心感」につながっていると考えられます。
■ 費用の高さは課題だが「学習成果」は高評価
上記の表を見ると、「費用に対して納得感があった」の項目は平均値3.45と、全項目の中で最も低い結果。オンライン塾と比較しても、費用の高さを負担に感じる家庭が多いことが分かります。
その一方で、「成績向上を実感できた」「集中力が維持しやすかった」など、学習成果に関わる項目では非常に高い評価を獲得しています。
入塾時に重視されるポイントの違い

※n=100 複数回答のため合計が100を超える可能性があります。
オンライン塾は「授業内容・カリキュラムの質」が重視される
オンライン塾を選ぶときの重視点トップ3は以下の通りです。
1位:授業内容・カリキュラムの質(66%)
2位:料金・追加費用の明確さ(56%)
3位:スケジュールの柔軟性(45%)
オンライン塾では、直接講師に会えない分、「講師個人」よりも「教材やカリキュラムの質」を重視する傾向が見られました。そのほか、「料金・追加費用の明確さ」や「スケジュールの柔軟性」も重視されていることがうかがえます。
対面塾は「講師の質や実績」が重視される
対面塾を選ぶときの重視点トップ3は以下の通りです。
1位:講師の質や実績(61%)
2位:成績向上の実績(53%)
3位:授業内容・カリキュラムの質(52%)
オンライン塾と比較して、「講師の質や実績」を重視する声が多く、人による介在価値や成績向上の確実性が強く求められていることがわかります。
オンライン塾のメリット・デメリット【保護者の声】

メリット
(1) 費用を抑えられる
- 「通塾時間が不要なため、時間を有効活用できます。復習や先取りがしやすく、苦手分野だけ繰り返し学べる点も魅力です。費用も比較的抑えられ、家庭のペースに合わせやすいと感じました。」(さくらさん/千葉県/高1女子保護者)
- 「費用が抑えられて、自分のペースで勉強できる」(Cacaoさん/兵庫県/中3女子保護者)
(2) 送迎なしの安心感と「タイパ」の良さ
- 「最大のメリットは時間の有効活用です。部活動で帰宅が20時過ぎになる日でも、移動時間ゼロで21時から受講できるため、睡眠時間を削らずに学習時間を確保できました。また、全国から優秀な講師を選べるため、地元の塾にはいなかった志望校出身の先生に専門的なアドバイスをもらえた点も非常に心強かったです。」(KKさん/東京都/中2男子保護者)
- 「送迎が不要で時間を有効活用できるところです。また録画視聴なので反復がしやすく、苦手分野を何度も見直せるところも利点です。」(野良黒さん/岩手県/中1男子保護者)
(3) 何度も繰り返し受講できる
- 「オンライン塾の最大のメリットは自宅で自由に学べることと動画で何度も復習できることでした。部活と両立しながら効率的に勉強できたのが大きかったです。」(みかさん/大阪府/高1男子保護者)
- 「1回5分程度の短い動画で構成されているため、通学の電車内や練習の合間などの細かな時間を全て学習に充てられる点が画期的です。苦手なポイントをAIが分析してピンポイントで復習を促してくれるため、何をやれば良いか迷う時間がなくなり、学習の密度が格段に濃くなりました。」(チョコさん/大阪府/高2男子保護者)
このように、オンライン塾は「通塾時間が不要で費用を抑えやすい」ことに加え、自宅で自分のペースで学習でき、必要に応じて繰り返し復習できる点がメリットとしてあげられています。
デメリット
(1) 本人のやる気に左右されやすい
- 「強制力が弱いため、本人のやる気に左右されやすい点です。分からない部分をその場で深く質問するのがやや難しく、対面ほどの緊張感は生まれにくいと感じました。」(さくらさん/千葉県/高1女子保護者)
- 「本人の自主性に大きく左右される点です。強制力が弱く、質問も自分から動かなければ解決しにくいため、受け身のタイプだと効果が出にくいと感じました。」(かずーむさん/埼玉県/高2男子保護者)
(2) 集中力が続かない・気が散る
- 「集中がなかなかしづらい時があった。家のなかだと甘えてしまうのか気が散ることがある。」(ちゃこさん/千葉県/高3女子保護者)
- 「テレビやお菓子などの誘惑が多い。」(たーやん/長野県/中1女子保護者)
(3) 質問のタイミングや内容が難しい
- 「通信環境が悪い時に時間を取られる、先生にうまく言葉で伝えるのが難しい時がある」(さかなさん/福岡県/中3女子保護者)
- 「画面越しだと講師との距離感があり、子どもが質問をためらう場面がありました。また、周囲の目がないため集中が途切れやすく、親が声をかけないとダラけてしまうことがありました。」(カイトパパ/東京都/高1男子保護者)
オンライン塾には「費用や時間の効率の良さ」や「繰り返し学習のしやすさ」といったメリットがある一方で、「本人のやる気」や「主体性」に影響されやすいという側面もあるようです。
とはいえ、こうしたデメリットは、学習時間のルール化や声かけに加え、質問しやすい講師やコース(個別・双方向型など)を選ぶことで補いやすく、適切な環境を整えれば十分に対応可能といえるでしょう。
対面塾のメリット・デメリット【保護者の声】

メリット
(1) 集中できる環境と強制力がある
- 「サボれないのが圧倒的メリットです。すぐサボるし、集中力が続かない息子は、対面塾だからこそ成績が上がっていってるのだと思います。」(みーくん/千葉県/中1男子保護者)
- 「教室に入った瞬間に「勉強するモード」に切り替わる環境があることが一番のメリットです。自習室で友人が頑張っている姿を見ることで刺激になりますし、先生との対面での対話を通じて、精神的なサポートも手厚く受けられます。」(ぺこさん/東京都/中3男子保護者)
(2) 質問がしやすくその場で解決できる
- 「先生がすぐ隣で様子を見てくれるため、集中が切れた時に声かけしてもらえるのが助かりました。質問もしやすく、理解が浅い部分をその場で補ってもらえる点が大きな強みです。」(みやのんさん/大阪府/中2男子保護者)
- 「その場で質問でき、理解不足をすぐに修正できる点が最も大きなメリットです。」(ももいももかさん/愛知県/高1女子保護者)
(3) ライバルの存在でモチベーションが向上する
- 「自習室に行けば周りの子が勉強しているので、自分もやらなければと、やる気が出るようです。」(もりのさん/宮城県/高2男子保護者)
- 「周囲の生徒の頑張りが刺激になり、自然と勉強量が増えました。先生との距離も近く、面談で具体的なアドバイスをもらえる点も安心です。」(みさきさん/大阪府/高1女子保護者)
こうした声からは、対面塾の「学習環境の力を借りたい」という保護者の意識が見えます。自宅にはスマートフォンやゲームなど誘惑が多く、その環境から切り離して「勉強に集中できる場所」として塾を活用しているご家庭も少なくないようです。
デメリット
(1) 送迎の負担と通塾時間がかかる
- 「季節講習の時期や夜遅くまでの授業の際、送り迎えが必要になり、親のスケジュール管理や体力的な負担が非常に大きくなる点がネックです。また、オンラインに比べて授業料や施設維持費などの固定費が高額になりやすく、部活動で疲れている時には移動自体が子供にとってストレスになることもあります。」(そらまめさん/愛知県/中2男子保護者)
- 「費用が高いことと、夜遅い時間の帰宅になるため防犯面での心配や、夕食の準備や送迎などの家族側のサポート負担がどうしても大きくなります。」(そうそうさん/広島県/中2女子保護者)
(2) 費用の高さと金銭的な負担
- 「一番は費用の高さです。オンライン塾に比べて月謝だけでなく施設利用料や教材費などが積み重なるため、家計への負担は大きいです。また、雨の日などの送迎の段取りを毎回組む必要があるのも少し大変です。」(あいちパパさん/愛知県/中3女子保護者)
- 「授業料以外にも、春期・夏期・冬期の講習代や公開模試の費用など、季節ごとにまとまった金額の請求が来るため、年間を通した教育費の総額が非常に高くなってしまう点が悩みです。また、特定の曜日と時間に縛られるため、急な予定変更に対応できず、生活の主導権を塾に握られているような感覚になることもあります。」(チョコさん/大阪府/高2男子保護者)
(3) スケジュールなどの不自由さがある
- 「通塾時間が掛かる事と、部活との両立が難しい日がある点です。あと料金はオンラインより、どうしても高めなので、科目数を増やしにくいところがあります。」(みどりママさん/兵庫県/高2男子保護者)
対面塾は、送迎や通塾時間の負担に加え、授業料や講習費などの費用が高くなりやすく、スケジュールの自由度が低いといった点がデメリットとしてあげられています。
一方で、こうしたデメリットも、近隣校の選択による移動負担の軽減、通塾日数や科目数の調整、振替制度の活用などによって、ある程度コントロールできる部分です。
子どものタイプによっても合う塾の形は変わる


オンライン塾は「自立型・マイペース型」に合いやすい
オンライン塾のみを利用している家庭では、
「マイペースに学びたい」89.5%
「自主的に学習を進められる」73.7%
「コツコツ継続するのが得意」63.2%
という回答が多く見られます。
オンライン学習は通塾時間がなく、自分のペースで学習を進めやすい環境。そのため、自分で学習リズムを作れるタイプの子どもほど活用しやすい傾向となりました。
また、生活面でも「通塾時間を負担に感じやすい」「部活や習い事で忙しい」と答えた家庭の94.7%がオンライン塾のみを利用しており、忙しい生活スタイルとの相性の良さも特徴です。
対面塾は「環境や刺激で伸びるタイプ」に合いやすい
対面塾のみを利用している家庭では、
- 「人の目があると頑張れる」78.0%
- 「学習習慣が安定していない」70.7%
- 「競争や仲間の存在が刺激になる」58.5%
という回答が目立ちました。
周囲の刺激によってモチベーションが高まるタイプの子どもでは、対面指導の効果が出やすいと考えられます。
また、「外出すると気持ちが切り替わる」と答えた割合も82.9%と高く、対面塾は学習のスイッチを入れる環境として機能している側面も見えてきました。
併用型は「対面塾の環境を必要とするタイプ」に多い
オンライン塾と対面塾を併用している家庭では、
- 「人の目があると頑張れる」67.5%
- 「学習習慣が安定していない」67.5%
と、対面塾のみの利用家庭に近い傾向が見られます。
一方で、学習ペースについては
- 「マイペースに学びたい」50.0%
- 「競争や仲間の存在が刺激になる」50.0%
と回答が二分していました。この結果から、併用型は、対面塾の環境を必要としながらも、オンラインの柔軟な学習を取り入れていることがうかがえます。
塾は「オンラインか対面か」の二択ではない-子どもに合わせた活用を
今回は、オンライン塾と対面塾の両方を経験した家庭に対して、現在の塾の利用状況を調査。その結果、「対面塾のみ 41%」「併用(オンライン塾+対面塾)40%」「オンライン塾のみ19%」でした。
「対面塾のみ」と「併用(オンライン塾+対面塾)」がほぼ同じ割合で存在しており、オンライン塾と対面塾を組み合わせて学習している家庭も少なくないことが分かります。
保護者が感じたメリットを見ると、オンライン塾は「費用への納得感」や「学習の柔軟性」、対面塾は「集中しやすい学習環境」や「質問のしやすさ」などがありました。
こうした強みの違いから、「対面塾のみ」「両方を併用」、あるいは「オンライン塾のみ」など、子どもの目的や学習タイプ、性格、生活スタイルに応じて最適な形が選ばれていることが分かります。
塾選びでは、オンラインか対面かという形式だけで判断するのではなく、学習環境をどう組み合わせるのが最適かという視点が、これからますます重要になりそうです。
詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:オンライン塾と対面塾の両方の経験がある中高生の保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年3月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「オンライン塾と対面塾の利用状況・満足度」に関する調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『オンライン塾と対面塾の利用状況・満足度』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/49372/)へのリンク設置をお願いします。
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