オリジナル日本語訳詞による『ヘンゼルとグレーテル』の10公演を目標に、子どもたちへ身近にオペラを届けてきた二期会BLOCポケットオペラ。教育連携の成果を礎に、「オペラの子ども食堂」の実現を目指します。

二期会BLOCポケットオペラは、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「二期会BLOCポケットオペラ」の夢です。

二期会BLOCポケットオペラ(代表 冨田真理)は東京二期会所属のオペラ歌手により、2017年4月に誕生した社会貢献グループです。地域社会における音楽芸術、特に小規模オペラの普及を目的に、「あなたのポケットにオペラを」をコンセプトとして、身近な場所で高品質な演奏を届けてまいりました。


2025年12月公演の様子



続けてきた夢--「オペラの子ども食堂」

私たちはこれまで毎年、April Dreamを通じて、ひとつの夢を掲げてきました。

それは、

「オペラの子ども食堂」を日本各地に広げること

子ども食堂のように、誰もが気軽に立ち寄ることができ、音楽と出会い、人とつながり、心が満たされる場所ーーオペラが“特別なもの”ではなく、日常の中にある文化となる社会を目指しています。


2023年に掲げた私たちの夢



2025年12月公演の様子



『ヘンゼルとグレーテル』全国10公演という目標と実践

その実現に向けた具体的な取り組みとして、私たちはこれまでオリジナル日本語訳詞によるオペラ《ヘンゼルとグレーテル》を、全国で10公演実施することを目標に掲げてきました。

本作品は、
- 子どもにも理解しやすい日本語訳詞
- 小規模編成でも上演可能な構成
- 学校や地域に適した内容

として開発してきたものです。

オペラの魅力を損なうことなく、どの地域にも届けられる形へと再構成したレパートリーとして、各地で上演を重ねています。


2025年12月公演の様子


2025年12月公演の様子



教育機関との協働から見えてきた成果

2025年度は東京学芸大学アート・アスレチック教育センター(CAAAE)辻調理師専門学校 東京と連携し、教育の現場とともにオペラ『ヘンゼルとグレーテル』のワークショップと上演を実施しました。これは私たちにとって初の試みでした。


東京学芸大学の学生がデザインした『ヘンゼルとグレーテル』公演チラシ(表)

東京学芸大学の学生がデザインした『ヘンゼルとグレーテル』公演チラシ(裏)



この取り組みを通じて、
- 子どもたちが主体的に参加する音楽体験の創出
- 教育と芸術の協働による新たな実践モデルの可能性
- 芸術と教育をつなぐ持続可能な仕組みの可能性
- 若い世代の教育者・音楽家の育成

といった成果が見えてきました。

これは単なる公演ではなく、
文化を通じた「関係性の創出」という側面を持つ取り組みであり、地域・教育・芸術を結びつける「共創」の実践でもあります。


音楽家と大学生と子どもたちが一緒になって創作


大学生がグループワークを主導

作曲ワークショップの様子


大学生が企画したアイスブレイクを実施

合唱ワークショップの様子


通し稽古の後、東京学芸大学の学生と子どもたち


稽古の休憩時間の一コマ

お絵描きワークショップで描いた作品を舞台で活用



2025年12月の公演では大学生が音楽家と共演


終演後には、参加の子どもたちと保護者の皆様、キャスト、公演に関わった東京学芸大学と私どものスタッフで、懇親会を開催しました。子どもたちが準備を手伝ってくれ、ホワイトボードにはこんなメッセージを残してくれました。

終演後の懇親会での子どもたちからのメッセージ



赤ちゃんだった観客が、7年後、舞台の共演者へ

2009年より、代表・冨田が三鷹市助産師会および三鷹市社会福祉協議会とともに、これから子どもを迎えるご家庭や新生児のいる方々に向けた「オペラ・ミニコンサート」を継続して実施してきました。
この取り組みは2018年より、二期会BLOCポケットオペラとして引き継ぎ、現在も続いています。
そして2019年にその会場にいたひとりの赤ちゃんが、2025年の東京学芸大学との連携によるオペラ『ヘンゼルとグレーテル』に参加し、舞台に立ちました。

観客として音楽と出会った存在が、時間を経て、同じ舞台をともにつくる共演者となったのです



2018年12月の公演


また、2025年12月の公演には、2023年7月の初演時に参加した子どもたちが、リピーターとして再び出演したり、観客として来場したりする姿が見られました。さらに、初演時に観客として鑑賞していた子どもたちが、2025年には公募合唱団の一員として参加する例もありました。


2023年7月の公演


一度きりの体験にとどまらず、再び関わりたいと思ってもらえる関係が生まれていることも、私たちにとって大きな手応えとなっています。

この出来事は、私たちの活動が単なる一過性の体験ではなく、人と文化のあいだに長く続く関係を育んできたことを示しています

小さな積み重ねが、確かに次の世代へとつながっている--
それを実感する象徴的な出来事となりました。


レパートリーを持つ団体として、全国へ

現在、私たちは『ヘンゼルとグレーテル』をはじめとした複数のレパートリーを整備し、活動しています。
2025年度には新たなレパートリーとして、ラヴェル作曲『子どもと魔法』を上演することができました。


2025年8月の公演 ラヴェル作曲『子どもと魔法』



創立から9年の間にこれだけのレパートリーをもつことができました。

オペラ
・モーツァルト『魔笛』(ダイジェスト)
・フンパーディンク『ヘンゼルとグレーテル』(オリジナル日本語訳詞)
・プッチーニ『蝶々夫人』(ダイジェスト)
・ラヴェル『子どもと魔法』

コンサート
・オペラだぜ、人生は
・ポケットオペラの仮面舞踏会
・ヘンゼルとグレーテルのクリスマス

Workshop
・みんなでつくろう!オペラ『ヘンゼルとグレーテル』ワークショップ



これにより、私たちは
- 学校公演
- ホール主催事業
- 地域連携企画

など、それぞれのニーズに応じた形での提供が可能になっております。

「何かできるかもしれない」感じていただけましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
地域や環境に応じて、最適な形をご提案いたします。


夢は変わらない。社会の中へ

活動開始から10年目を迎えた2026年4月。
私たちの取り組みは、少しずつ広がりを見せています。

しかし、目指す未来はその先にあります。

「オペラの子ども食堂」を、社会の中に当たり前に存在する仕組みとして根付かせること。

そのために、これからも地域・教育・芸術をつなぐ実践を続けてまいります。




2025年12月の公演の合間に


二期会BLOCポケットオペラについて
二期会BLOCポケットオペラは、公益財団法人東京二期会に所属する会員有志による団体です。

オペラの魅力をより身近な形で届けるため、小規模編成による公演やワークショップ、地域連携事業などを展開しています。


お問い合わせ
二期会BLOCポケットオペラ
blocpocketopera.info@gmail.com




「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
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