飛騨出身の版画家・袖垣治彦氏が飛騨の自然や風土、民俗から美しさを見つけ彫り上げた木版画企画展と、飛騨市出身で海外渡航から着想を得た蒲雄二氏の想いを描いた展覧会が5月2日(土)から開催

袖垣治彦 木版画展(第I期) ~飛騨の山々、渓流、高原を彫る~

岐阜県飛騨市(市長:都竹淳也)の飛騨市美術館では、飛騨地方の豊かな自然をモチーフにした木版画家・袖垣治彦氏の作品展(第I期)を開催します。袖垣氏は1954(昭和29)年に岐阜大学美術工芸学科を卒業後教職に就き、戦後の飛騨地方の教育版画の中心的指導者として地域の版画教育に尽力。制作面でも精力的に活動し、岐阜県展や日本版画協会展での入選を重ねるなど幅広く評価されてきました。本展では、郷土の山々や渓流、高原、抽象的表現まで、飛騨の自然や風土、民俗を彫り続けた氏の多彩な木版画作品を一堂にご紹介します。

板倉(2015頃)

展示の見どころ
本展は「飛騨の山々」「渓流」「高原」「抽象」の四つの視点で袖垣氏の作品を厳選特に旧宮川村や旧河合村など飛騨市北部の自然風景に深く入り込み、その地の美しさや面白さを新たに発見しながら作品化している点が大きな特徴です。名勝地ではなく地元の自然に真摯に向き合い、清新でダイナミックな木版画で飛騨の自然の息吹を伝えます。飛騨の自然や文化をモチーフにした多彩な作品の魅力をじっくりと味わえる展覧会です。
展覧会概要
◆場所
飛騨市美術館(岐阜県飛騨市古川町若宮二丁目1-58)
◆期間
5月2日(土)~6月28日(日)
◆休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
◆時間
9時00分~17時00分(最終入館16時30分まで)
◆観覧料
200円

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【関連イベント】袖垣治彦氏 自作を語る
袖垣治彦氏が展示室を巡りながら、自身の版画作品について語ります。
その場所でスケッチした思い出、アトリエに持ち帰り、摺りを手がけたことなど、制作過程をお話いただきます。
◆場所
飛騨市美術館 第一展示室
◆期間
6月21日(日)
◆時間
14時00分~15時00分
◆料金
無料
◆申込
不要

【関連イベント】親子ワークショップ 葉っぱで作るミニ行灯
自然の素材を使ったスタンピングを楽しみます。
その後、和紙を使った行灯つくりに挑戦します。暗闇にぽっと柔らかな光がともります。
◆場所
古川郷土民芸会館 工房(美術館隣)
◆期間
6月14日(日)
◆時間
13時30分~16時00分
◆講師
松見ひろ子氏(木版画家)
◆参加費
300円
◆申込
※要申込
※定員 親子15組
※申込方法等、詳細が決まり次第市ウェブサイトに掲載します



袖垣治彦氏来歴袖垣治彦氏は1929(昭和4)年、吉城郡上宝村(現高山市上宝町)で生まれ、1954(昭和29)年に岐阜大学美術工芸学科を卒業。教職に就いた後、戦後の飛騨地方における教育版画の指導者として活躍し、共同木版画の実践など地域に根づいた版画教育に力を注ぎました。制作活動にも精力的に取り組み、新制作協会展への出品や岐阜県展、日本版画協会展で入選を重ね、1972(昭和47)年以降は名古屋市で個展を開催。1977(昭和52)年に木版画集『飛騨の民具』を出版し、近年は鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展や飛騨高山現代木版画ビエンナーレ展での受賞歴もあります。氏の作品は飛騨地方の自然や祭り、民俗文化を背景に持ち、地域の魅力を彫り続けてきました。








袖垣治彦 木版画展(第I期) ~飛騨の山々、渓流、高原を彫る~ チラシ

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土着との出会い―蒲雄二の還る処

常設展では、飛騨市文化交流センターの緞帳(どんちょう)に採用されている《創造のドラムは響き》を手がけた蒲雄二氏の展覧会を開催します。成蹊大学在学中に美術部を設立し画家の道を志して以来、東京や飛騨地方で数多くの個展やグループ展を開催。モダンアート展での活躍や日伯現代美術展など各種公募展で多数の受賞歴を持ち、地域文化にも貢献しました。1972(昭和47)年メキシコへの初の海外渡航や2010年代の数度に渡るネイティブアメリカンとの交流を通じて、土着文化に深い関心を寄せ、自然観や世界観を深めたことが作品の重要なテーマとなっています。本展では「土着」をキーワードに、海外で得たインスピレーションによる抽象作品を中心に紹介します。

三人獅子(1975頃)

展示の見どころ
本展の特徴は、蒲氏が「土着」というテーマのもと、海外渡航で出会った文化や思想からインスピレーションを得て制作した多彩な作品群を作品の背景を合わせて紹介する点にあります。抽象画の構成や色彩、思想を解説することで、抽象表現の難解さを解消しながら鑑賞の楽しさを体験していただけます。
展覧会概要
◆場所
飛騨市美術館(岐阜県飛騨市古川町若宮二丁目1-58)
◆期間
5月2日(土)~6月28日(日)
◆休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
◆時間
9時00分~17時00分(最終入館16時30分まで)
◆入館料
無料

詳細を見る


蒲雄二氏来歴・1937(昭和12)年:吉城郡古川町(現飛騨市古川町)生まれ
・1960(昭和35)年:成蹊大学政経学部卒業
・1966(昭和41)年:モダンアート展初出品
・1974(昭和49)年:メキシコへ1年間取材旅行
・1983(昭和58)年:第6回日伯現代美術展入賞
・1984(昭和59)年:日本青年館ギャラリー選抜展奨励賞
・1987(昭和62)年:第23回亜細亜現代美術展安田火災美術財団奨励賞受賞
・1989(平成元)年:第25回亜細亜現代美術展日本アジア航空賞受賞
・1991(平成3)年:モダンアート協会会友推挙、同展理事長賞受賞
・1999(平成11)年:モダンアート協会会員推挙、以降2022(令和4)年まで毎年出展
・2006(平成18)年:飛騨市文化交流センター緞帳画作成
・2007(平成19)~2015(平成27)年:飛騨市美術教室講師
・2010年代:アメリカ・ニューメキシコ州で制作、ネイティブアメリカンと交流
・2015(平成27)年:文部科学大臣賞受賞(歌舞伎小道具製作技術者として)
・2017(平成29)年:黄綬褒章受章
・2022(令和4)年6月20日:逝去(享年85)
・2025(令和7)年:「蒲雄二 追悼展 ~Cosmic Fusion~」(飛騨市美術館)開催





土着との出会い―蒲雄二の還る処 チラシ

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主催

飛騨市教育委員会

共催(袖垣治彦 木版画展(第I期) )

飛騨の匠学会

問い合わせ

飛騨市美術館 電話:0577-73-3288
飛騨市美術館



JR高山線「飛騨古川駅」の線路を跨いですぐの北東に位置し、300台以上駐車可能な無料の公共駐車場「飛騨古川駅東駐車場」も近いことからアクセスに恵まれた場所に立地しています。同一の敷地内には、702席の音楽ホールを備える「飛騨市文化交流センター」をはじめ、市民の交流と活動の拠点となる複合施設「古川町コミュニティセンター」、ワークショップや体験イベントが開催される「古川郷土民芸会館」、市の福祉における重要拠点「飛騨市福祉事務所(ハートピア古川)」が集まっています。敷地中央には、なだらかな芝生の丘が広がる交流広場(中垣克久彫刻庭園美術館)が整備され、四季の光に映える中垣克久氏の彫刻作品が点在しており、イベント会場としても活用されています。飛騨市美術館は、このように文化施設と公共空間が一体となった環境の中で、市民の文化・交流・生きがい活動の拠点の一部を担い、地域に根差した展覧会や体験イベントなどを通じ、来館者が作品や人と出会い、時間を過ごす体験そのものを価値として提供しています。
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岐阜県飛騨市
飛騨市は、人口約 21,000 人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約 93%を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれた地域です。また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。
飛騨市公式サイト https://www.city.hida.gifu.jp/
飛騨市美術館公式サイト https://www.city.hida.gifu.jp/site/museum/
PRTIMES飛騨市ページ https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/120394
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