【国際ビジネスコミュニケーション協会調査】

日本でTOEIC(R) Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)(所在地:東京都中野区中野、理事長:藤沢 裕厚)は、今までに英語コミュニケーション(翻訳・文章作成・文章理解・会話補助)において生成AIを活用したことがある20~50代の男女1,032人を対象に「生成AI活用における英語コミュニケーションの実態と意識」に関する調査を実施しました。
【調査結果サマリ】
(1)生成AIで英語への心理的ハードルは「下がった」が約半数
約半数の方が英語コミュニケーションに対するハードルが下がったことを実感しており、生成AIの浸透により英語活用の間口が広がっています。

(2)7割以上が「生成AIの英語が正しく伝わっているか不安」に感じている
不安の理由としては、「表現やニュアンスが適切か」「失礼な表現になっていないか」といった声が特に多く、生成AIを活用した英語コミュニケーションの新たな課題が浮かび上がりました。

(3)8割以上が「生成AIが進化しても英語学習は必要」と実感
特に英語コミュニケーションにおいて、直接対話による信頼関係の構築や細かな意図の理解・判断が重視されており、生成AI時代でも8割以上が英語学習の必要性を実感しています。

(4)AI時代の多様な英語学習目的
生成AIによって英語への心理的ハードルが下がったことを背景に、英語学習の目的が仕事・ビジネスに加え、日常生活や自己研鑽、推し活・SNS交流、海外旅行など多岐にわたっていることが伺えます。

【調査概要】
・調査名 :「生成AI活用における英語コミュニケーションの実態と意識」に関する調査
・調査期間:2026年3月26日(木)~ 2026年3月28日(土)
・調査方法:PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
・対象人数:1,032人
・調査対象:20~50代
・調査元 :一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 (https://www.iibc-global.org)

生成AIの活用により、約2人に1人が英語への心理的ハードルが低下

「生成AIを活用することで、英語コミュニケーションに対する心理的ハードルは下がりましたか?」という設問に対し、「大きく下がった:13.0%」「やや下がった:35.8%」と、約半数が心理的ハードルの低下を実感していることが分かりました。さらに、英語レベル(上級者・中級者・初級者※)別で「心理的ハードルが下がった」と感じている人の割合をみてみると、「初級者:46.1%」「中級者:57.1%」「上級者:63.0%」と、英語レベルが高い人ほど生成AIの恩恵を感じていることが明らかになりました。
また、生成AIの具体的な使用用途としては、「英語文章の翻訳:54.2%」「英語メール・ビジネス文章の作成:31.1%」などが挙げられます。生成AIを日常的に活用することが増えたことで、英語がより身近な存在として再定義されつつあることがうかがえます。




※「現在のご自身の英語力の自己評価を教えてください」という設問に対して、「上級者(日常会話レベル以上)」「中級者(短い英文の読み書きや、簡単な英語のやり取りができる)」「初級者(単語や基本的な英文の意味はある程度理解できるが、自分でやり取りするのは難しい)」のどれかを選択した方

「正しく伝わるのか?」生成AI活用者の7割以上が抱く、“AI英語”への不安

「生成AIで作成・翻訳した英語が、相手に正しく伝わっているか不安に感じたことはありますか?」という設問に対して、71.3%の人が「ある」と回答し、多くの人が生成AIの出力した英語に対して何らかの不安を感じているという実態が明らかになりました。またその具体的な理由の大半は「英語表現やニュアンスが適切・自然かどうか自分で判断できない」「失礼な表現になっていないか不安」が占めています。
生成AIの普及により利便性が高まった一方で、「生成AIが出力した英語を使用することへの不安」という新たな課題が浮かび上がりました。



生成AI時代でも8割以上が「英語学習は必要」と回答 今後は“AI英語”を見極める判断力と直接コミュニケーションできる英語力が鍵

「生成AIが進化しても人間が英語を学ぶ必要があると思いますか?」という設問に対し、「非常にそう思う:28.7%」「ある程度そう思う:56.1%」の合計で84.8%にのぼる人が英語学習の必要性を実感しています。この結果から、生成AI時代においても英語学習が不要になるわけではなく、信頼関係を築くためのコミュニケーションや生成AIが出力した英語が適切かどうかを判断するためなどに“自身の英語力”が求められていることがわかります。



AI時代の多様な英語学習目的

「英語力が向上した場合、役立てたい場面はどれですか?」という設問に対し、最も多かった回答は「仕事・ビジネス用途」でした。
注目すべきは「日常生活:36.4%」「学習・自己研鑽:27.8%」「海外旅行・海外コミュニケーション:27.1%」「趣味・娯楽:20.6%」がいずれも高い水準で並んでいる点です。つまり英語が仕事・ビジネスの枠を超え、日常や趣味を広げるためのツールとしても定着しており、英語学習の目的が多岐にわたっていることが伺えます。



生成AI時代に求められている英語力とは

今回の調査を通じて、生成AIの普及により英語コミュニケーションの心理的障壁が下がる一方で、8割以上の人が「英語学習の必要性」を感じていることが明らかになりました。
生成AIは瞬時に英語文章の翻訳や作成ができる一方で、その表現が「相手との関係性にふさわしいか」「ニュアンスや意図が適切に伝わるか」を自分自身で最終的に見極め、調整する必要があります。また、雑談や会議中の質問、交渉などの対面コミュニケーションでは、生成AIツールに頼らず、その場で相手の話を聞き、言葉にする即応性も重要になってきます。

これからの時代に求められている英語力に向き合い、客観的に可視化する手段の一つがTOEIC Testsです。IIBCは「TOEIC Listening & Reading Test」のように「受信力」を測るテストだけでなく、対人コミュニケーションに欠かせないスピーキングやライティングなど「発信力」を評価する「TOEIC Speaking & Writing Tests」も提供しています。
ビジネスや日常など多様なシーンで自信を持って英語を使いこなすために、これからもIIBCはTOEIC Programを通して、生成AI時代の社会で必要な英語力を身につけるための学習ツールと、英語力を測定する機会を提供していきます。
TOEIC(R) Program
TOEIC(R) Listening & Reading Test、TOEIC(R) Speaking & Writing Tests、TOEIC Bridge(R) Listening & Reading Tests、TOEIC Bridge(R) Speaking & Writing Testsの総称。4つのテストを合わせたTOEIC(R) Programは世界160カ国、約14,000団体で実施されている。




TOEIC(R) Listening & Reading Test(TOEIC(R) L&R)
日常生活やグローバルビジネスにおける活きたコミュニケーションに必要な“英語で聞く・読む能力”を測定するテスト。テスト結果は10点から990点までのスコアで評価され、その評価の基準は常に一定に保たれる。スコアによる評価や英語能力を正確に測定できる質の高さが評価され、企業・団体においては昇進・昇格の要件、また、社員の採用の際などに参考にされている。学校においても入試や単位認定などで広く活用されている。2024年度の日本における受験者数は約193万5千人で、1979年のテスト開始以来、累計5000万人以上が受験。
2020年4月より、企業・学校・団体で実施される団体特別受験制度(IPテスト)において、オンライン方式のテストを導入、約1時間での実施が可能となる。公開テストは従来のマークシート方式(2時間)のテストを実施。

TOEIC(R) Speaking & Writing Tests(TOEIC(R) S&W)
日常生活やグローバルビジネスにおける活きたコミュニケーションに必要な“英語で話す・書く能力”を測定するテスト。テスト開発機関であるETSの認定を受けた複数の採点者が公平に採点し、合否ではなく、0点から200点までのスコアで評価する。また、発音・イントネーション/アクセントについても3段階で評価を知ることができる。TOEIC(R) Listening & Reading Testと同様、日常生活やビジネスの場面が採用されているが、特殊なビジネス英語や特定の業界・分野の知識を必要としたり、特定の国の歴史や文化に関連する固有の事象がわからなければ解答できない問題などは含まれていない。2024年度の日本における受験者数は約3万9千人。

TOEIC Bridge(R) Listening & Reading Tests
英語学習初級者から中級者を対象として、日常生活における活きたコミュニケーションに必要な“英語で聞く・読む能力”を測定するテスト。TOEIC(R) Listening & Reading Testへの架け橋という意味を込めて、基礎的なコミュニケーション英語能力を評価する世界共通のテストとして開発され、2001年よりTOEIC Bridge(R) Testとして開始。2019年6月より、TOEIC Bridge(R) Listening & Reading Testsとしてアップデート。スコア表示による評価方法や、評価の基準が常に一定に保たれる点など、TOEIC(R) Listening & Reading Testの特長を備えつつ、初・中級レベルの英語能力測定に照準を合わせて設計されたテスト。2024年度の日本における受験者数は約12万6千人。

TOEIC Bridge(R) Speaking & Writing Tests
英語学習初級者から中級者を対象として、日常生活における活きたコミュニケーションに必要な“英語で話す・書く能力”を測定するテスト。ETSが新たに開発をし、日本では2019年6月より開始。テスト会場にてパソコンを使用して実施する。TOEIC Bridge(R) Listening & Reading Testsと同じく、30点~100点のスコアで評価する。スコアは1点刻み。
2024年度の日本における受験者数は約4千7百人。

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC: The Institute for International Business Communication)
「人と企業の国際化の推進」を基本理念とし、1986年に設立。
「グローバルビジネスにおける円滑なコミュニケーションの促進」をミッションとし、国内外の関係機関と連携しながらTOEIC(R) Programおよびグローバル人材育成プログラムを展開している。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ