昨年2014年11月に日本でも公開されたブラット・ピット主演の戦争映画『フューリー』。Blu-ray&DVDが3月18日に発売します。たった5人で、300人のドイツ軍に挑んだ男たちの死闘が描かれる熱き絆のドラマ。そしてなんといってもこの映画の最大のポイントは、戦車をメインにストーリーが進むということ! ドイツ軍の最強戦車ティーガー戦車とアメリカ軍のシャーマン戦車との迫力の戦車戦はこの映画ならでは。
戦車の知識がなくてもとても楽しめる映画ですが、今回はミリタリー好きで戦車が大好きという、声優の中村桜さんにインタビュー。中村さんは女子高生たちが戦車で戦うアニメ『ガールズ&パンツァー』(通称ガルパン)にも佐々木あけび役として出演。彼女を虜にする戦車の魅力とは?
――『フューリー』をご覧になった感想を教えてください。
中村:戦車がメインの作品って最近ほとんど聞いたことがなかったので、公開する前から注目度の高い作品でした。昔の戦争映画作品にも戦車は出てきますが、この映画は迫力が違いました! 本物の戦車がどこまで使えるかとか、撮影の技術が今と昔だとまた違うので、昔の作品だと「これ模型?」というところも出てくるんですね(笑)。
それはそれで味があって面白いんですが、『フューリー』は本当にリアリティーがあって、人間ドラマもしっかり描かれていて。一人一人の服装にも違いがあり、そこから醸しだされる人間性など、すごく細かいところまでこだわっている作品だなぁ、と思いました。
――威力の強いドイツ戦車と、機動力の高いアメリカ戦車の戦いは知識がなくても迫力がありますが、中村さん的にも観ていて盛り上がりましたか?
中村:「無理だろ!」というところから始まって、じゃあどうやったら勝てるのかなぁ、と思いました。実際にそういう戦いができるかは別として、強いものに立ち向かっていって、ドラマチックに勝てるっていうのはやはり映画を観ていて「おお~!」となりますね。