今の日本映画ほど、ジャンル分けが難しいものはないんじゃないだろうか。原作タイトル、監督の名前、脚本の名前、もちろんキャストの名前と、どれを取っても作品を立たせることができるほど、すべてが豪華。どこをフックにしても、面白い作品に出合えること間違いなしだ。2015年は、特に新鋭・中堅の監督たちが大活躍で、その名前だけで期待も大!

監督とキャストにも注目の人気コミック原作!

タコ型の超生物がマッハ20で動き回って、50m級の巨人が人間を喰らう!? 漫画ならではの表現がどう描かれるのかも気になるコミック原作だが、2015年の公開作は監督とキャストでも十二分に見せてくれそうな作品ばかり!!

 

『暗殺教室』 3月21日(金)公開

©2015松井優征/集英社・映画「暗殺教室」製作委員会

落ちこぼれクラスの担任になったのは、マッハ20で動くタコ型の超生物!! しかも生徒たちにはその超生物を“暗殺”するという任務が託されて!?  Hey! Say! JUMP・山田涼介を主演に迎え、同名ヒットコミックを羽住英一郎監督が実写映画化。タイトルは物騒ながら、暗殺というテーマのもと、笑いと感動が詰まった教育エンタテインメントが展開される。

 

『海街diary』  6月13日(土)公開

©2015吉田秋生・小学館/「海街diary」製作委員会

『そして父になる』の是枝裕和監督の最新作は、吉田秋生の人気作が原作。鎌倉を舞台に、異母妹を迎えて4人となった姉妹と、周囲の人々の姿が描かれる。四姉妹には、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。これまでもさまざまな形・姿の家族を描いてきた是枝監督だが、人気女優陣を迎えて姉妹をどう切り取って見せるのか、注目も期待も高まる。

 

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN PART1/PART2』 8月公開

©諫山 創/講談社 ©映画「進撃の巨人」製作委員会

ついに実写版『進撃の巨人』がお目見え! 謎のヒト型怪物・巨人と人類の戦いが、前後編で描き出される。エレンに三浦春馬、ミカサに水原希子、ハンジに石原さとみが扮するほか、長谷川博己らがオリジナルキャラクターで登場。あえてアナログな表現を用いて描かれる巨人にも注目だ。監督は樋口真嗣。脚本には映画評論家・町山智浩も参加している。

 

『バクマン。』 10月公開

©映画「バクマン。」製作委員会 ©大場つぐみ・小畑健/集英社

高校生の真城最高(佐藤健)と高木秋人(神木隆之介)がコンビを組み、漫画の道へ。人気コミックが原作となる本作は、『モテキ』『恋の渦』の大根仁監督の最新作としても期待。最高が想いを寄せる亜豆美保に小松菜奈、同年代の天才漫画家・新妻エイジに染谷将太。ほか、山田孝之、リリー・フランキー、宮藤官九郎ら個性派豪華キャストも大きな話題に。

 

『秘密-ザ・トップ・シークレット-(仮)』※2016年公開になりました。

脳に強力な刺激を与え、死者が生前に見ていた映像を再現して事件を追う“MRI捜査”。そんな架空の科学捜査を扱った清水玲子の人気漫画を、『プラチナ・データ』『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が映画化する。人間の脳と心の謎をのぞくサスペンスとして注目だが、少年のような体格と女性のような顔立ちの主人公・薪剛を誰が演じるのかも注目!

フォトギャラリー写真で選ぶ「2015年見ておくべき日本映画」
  • 『バケモノの子』 7月11日(土)公開
  • 『ドラゴンボールZ 復活の「F」』 4月18日(土)公開 ©バードスタジオ/集英社 ©「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会
  • 『ピース オブ ケイク』  秋公開 © 2015 ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」製作委員会
  • 『幕が上がる』 2月28日(土)公開 ©2015 O.H・K / F・T・R・D・K・P
  • 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN PART1/PART2』 8月公開 ©諫山 創/講談社 ©映画「進撃の巨人」製作委員会