小説原作・話題の本をスクリーンで読む!

コミック原作とあわせて、小説原作も期待作の宝庫。青春ものから時代もの、ミステリーにサスペンス、ラブストーリーまで、幅広い作品がお目見えだ。『ソロモンの偽証』など、若手俳優陣の熱演もこのジャンルは光る!

 

『幕が上がる』 2月28日(土)公開

©2015 O.H・K / F・T・R・D・K・P

ももいろクローバーZの初主演作でもある本作は、劇作家・平田オリザの小説を映画化したもの。本広克行監督のメガホンのもと、全国大会を目指して奮闘する演劇部員たちの青春が描かれる。平田の演劇ワークショップにも参加して撮影に臨んだ、メンバー5人の演技は大きな見どころ。5月には同じくももいろクローバーZと本広監督で舞台化もされる。

 

『駆込み女と駆出し男』  5月16日(土)公開

©2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会

井上ひさしの小説『東慶寺花だより』を、大泉洋を主演に迎えて映画化。メガホンを執るのは『わが母の記』の原田眞人監督で、初の時代劇となる。大泉扮するのは、離縁を求める女たちがやってくる駆け込み寺の居候・信次郎。医者見習いで、駆け出しの戯作者でもある彼が、ワケあり女たちの再出発を手助けしていく。共演は、戸田恵梨香、満島ひかり。

 

『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』 前篇:3月7日(土) 後篇:4月11日(土)公開

©2015 「ソロモンの偽証」製作委員会

学校で起こった、真実の見えない事件とそれをめぐる騒動。その中で中学生たちは、自分たちで真実を明らかにしようと、学校内裁判を執り行う……。宮部みゆきの人気ミステリーを、『八日目の蟬』の成島出監督が2部作で映画化。役名を芸名に主演デビューする新人・藤野涼子ほか、中学生役に扮した新鋭たちの無垢なのに凄みさえ感じさせる芝居は必見!

 

『ストレイヤーズ・クロニクル』  6月公開

©本多孝好/集英社 ©2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会

実験体として、特殊能力を持って生まれた若者たちが戦い合う姿を描くアクションサスペンス。原作はベストセラー作家・本多孝好で、瀬々敬久監督がメガホンを執る。哀しき宿命を負った最強の男・昴に、岡田将生。敵対する殺戮集団のリーダー・学に染谷将太が扮し、成海璃子、黒島結菜、高月彩良、松岡茉優など、注目の若手俳優陣が能力者を演じる。

 

『レインツリーの国』 2015年公開

©『レインツリーの国』製作委員会
忘れられない本をきっかけに、メールから始まる純愛物語。『阪急電車 片道15分の奇跡』『県庁おもてなし課』でも有川浩作品を手掛けた三宅喜重監督らスタッフが、同作者の恋愛小説を映画化。Kis-My-Ft2・玉森裕太が映画初主演を務め、映画初出演の西内まりやが秘密を抱えるヒロインに扮する。優しく温かな気持ちになれるピュアなラブ・ストーリー。