雪ミクさんグッズ入手…今度こそ!

「で、今日のこれもミクちゃんかい?」と興味津々なタクシーの運転手さんに別れを告げて、再びやってきましたサッポロファクトリー。集合指令の時間10分前。今回は整理券があるので慌てず焦らず。それでももうほとんど列ができあがっているんですね。昨日よりもさらに冷え込んでいるように思われる空気の中、みなさんお疲れさまです。

列は100番ごとに区切られていました。整理券番号593なので、ちょうどこの600番立て札の前あたりにお邪魔します。周囲のヒトとミクさんトークしたり、今回の収穫物自慢などをしているうちに列が動き始めます。

物販会場内部。右側が買い物待ちの列です。仕切りの奥と左側で秘密の取り引きが行われております。全部で10点ほどの雪ミクさんグッズが購入できるのですが、自分は無事に、(実は)今回最大の目標物「ねんどろいど 雪ミク ふわふわコートVer.」と数点のお土産を手に入れて満足。

最後のイベントへ向かうも…

サッポロファクトリーでの任務が終了し、失われた体温を取り戻すために札幌市内でスープカレーの昼食をとりました。それでもゆっくりしている暇はない。今度は地下鉄へ。忙しい忙しい。

駅構内でみつけたミクさん。ちょうど雪まつりの週末、札幌ドームではTOYOTA BIG AIRというスノーボードの国際競技会が開かれているんです。初音ミクとのコラボレーションが行われているとのことで、どうせならちょっと見てみようじゃないかと。それにしてもこのミクさん、カッコ良いですね。ホレます。柱ごと持って帰りたいくらいでした。

午後4時。やってきました札幌ドーム。早速入場して!とレポートしたいところなのですが…すみません、ここまで来て引き返しました…。今回ほんとに回らなきゃいけないイベント多すぎて、時間配分がキツいんです。なおかつ本来の目的は観光ですから!許してください。

ミクさんを離れてさらに北へ…

その後…札幌から離れて小樽へ。初日に購入した「雪ミク☆フリーパス」で下車可能な最北端がこちらです。ちなみにミクさん関連のイベントはありません。

都市部の喧騒から離れ、雪国らしい凛とした情緒が感じられます。せっかくフリーパス買ったならここまで来ないともったいない!寒さは一層厳しいですが、一面の銀世界に気分は最高潮。すみません、雪のない地方から来たものでつい。

雪まつりのライトアップも素敵だけれど、こういう味わいのある灯りもやっぱりいいですね。お祭りじゃないけれど、気持ちがぽかぽかしてきます。
数時間の滞在でしたが小樽良かった。雰囲気楽しめたし、うまい寿司も食べたし、満足です。寿司の写真は自粛しておきますね。
 

小樽を午後8時に出て、新千歳着が10時前。最終の飛行機に乗っての羽田着は、すでに終電が走り去った0時過ぎでした。帰宅したのは1時半。土曜日の朝5時に起きてからの実に45時間の北海道の旅でした。

札幌のご当地キャラ「初音ミク」

今回はミクさんを追っかけに北海道まで飛んだわけですが、さっぽろ雪まつり周辺、思った以上にミクさんにあふれていて、でも考えていたよりは大騒ぎされてもいなかった、という印象です(このレポートではミクさんばかり取り上げていますが…)。初音ミクの雪像の前では「ミクちゃんだねえ」という声が多く聞かれこそすれ、行き交う誰しもがミクさんグッズを持っているわけではありません。初音ミクが他の一般的なキャラクターに混ざってそこに存在している、という状況に見えました。

そして、初音ミクが何者であるかがよく理解されないままに浸透しつつある、というのもまた実感です。小さな女の子は「かわいいキャラクター」だと認識し、おじいちゃんは「漫画の女の子」だと思い、認識はばらばらです。25年前のお話を聞いたタクシーの運転手さんは「ゲームキャラクターでしょ?」と言っていました。ご当地キャラクターが、その制定のバックボーンを語られることなく浸透するのと同じような現象が、初音ミクに関しても当然のように起きていて、これもまた初音ミクを取り巻く現象のひとつなのだなと実感しました。せめて「札幌出身」ということだけでも理解されて、札幌の方々に末永く愛されてほしいな、と願わずにはいられません。