(左から)堤真一、内山理名、戸田恵梨香、大泉洋、神野三鈴、原田眞人監督

 映画『駆込み女と駆出し男』の完成披露試写会舞台あいさつが17日、東京都内で行われ、出演者の大泉洋、戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一と原田眞人監督が出席した。

 本作は、江戸時代の離婚をモチーフにした人情エンターテインメント。訳ありの女たちの再出発を手助けする離縁調停人を演じた大泉は「私が出た映画の完成披露にしては大変天気がよく、今日が初日でもいいぐらい。初日に雨が降らないことを祈るばかりです」と満足げに笑顔を見せた。

 “駆込み女”の1人を演じた戸田は「初めての時代劇だったのですが、本当に楽しく演じさせていただきました」と振り返った。豪商を演じた堤は、大泉との初共演について「寒い中、水を掛けてぼこぼこにしました。(役の上で)大泉さんをいじめると、申し訳ないという気持ちよりも、どんどん楽しくなっていく。やられっぷりの素晴らしさですよね」と絶賛した。

 また、許せないと思う男性の態度を問われた戸田は「女性に手を上げる男性は許し難い」と即答するも、大泉の顔を見るや突然の爆笑。笑いはすぐに収まらず、涙まで流し「ちょっと、こっち見ないでくださいよ。笑わせないで」と抗議すると大泉が「僕の顔を見ると笑ってしまうらしいんですよ。泣くな泣くな、完成披露だぞ。爆笑していないで一回休め」と突っ込んだ。

 内山も「撮影中もハマると結構こうやって涙を拭いている姿を何度も見ました」とエピソードを披露し、大泉は最後に「なんだかおかしな舞台あいさつになってしまいましたが、骨太な重厚感のある映画になっています。とは言っても笑えるところもあり、スピード感もある今までにない時代劇だと思います」とアピールした。

 映画は5月16日から全国ロードショー。