「モラハラがひどい元夫とは、子どもが社会人になったら別れようとずっと思っていました。

抵抗や反発は余計に向こうを怒らせるので、従うふりをしながらいつか自由になる日を夢見て生活を続けていましたね。

同じようにつらい思いをしていた息子は、高専を卒業して就職と同時に県外へ出ることが決まっていたので、このタイミングで私も家を出ることを考えていました。

息子と一緒に離れたかったので、期限があることが良かったのだと今は思います。

離婚を決めてからの一年は、ひたすらに貯金しました。

元夫は自分の給料からギリギリの生活費しか渡さないため、『足しにしたいから』とパソコンでできる副業を始めて、新しく作ったネット銀行の口座を報酬の振込先にしました。

私を見下していた元夫は『たいして稼げもしないだろうに』と鼻で笑っていましたが、今となってはそれで良かったというか、副業の収入にはほとんど触れないので助かりましたね。

確かに大きな額ではないけれど、目標の数字を決めて毎日コツコツと続けていたら、次の年明けには目指した金額に届いて本当に嬉しかったです。

すぐに物件を探し始めて、息子が家を出るのと同時に自分も去るように計画しました。

離婚を切り出したとき、元夫は相変わらず『そんなことは許さない』と怒りましたが、すでに新しく住む部屋の敷金などを払い終えていると知ると、顔色が変わったのを今でも覚えています。

別居は最初にお金がかかるので、離婚を決めてすぐに行動したのが正解だったとしみじみ思います」(50代/経理)

お金の有無は生きるうえで重要ですが、離婚の場合は別居できるかどうかにも大きく関わってきます。

別居にかかる費用はまずすべて自分で用意する必要があることを、忘れてはいけません。

時間がかかることなら、「いつ離婚するか」を決めてそれに合わせてしっかりと行動する力も、悔いを残さないためには重要といえます。