「届けたあと」に残る環境負荷に向き合う。現地パートナーと共に創る、責任ある月経ケア。クラウドファンディングを開始




女性のカラダの健康と環境負荷の軽減を両立するサニタリーブランド「limerime(ライムライム)」を運営する株式会社VVV(東京都千代田区 代表 須藤紫音)は、2026年7月21日より、タンザニアにおける生分解性ナプキンの実証実験プロジェクトのクラウドファンディングを、クラウドファンディングサイト「For Good」にて開始しました。目標金額は400万円、実施期間は8月31日までです。

▼ プロジェクトページ
https://for-good.net/project/1003951

本プロジェクトは、タンザニアで生理用品ブランド「LUNA sanitary products」を展開する菊池モアナ氏(一般社団法人LUNA代表)との共同実施により、現地の当事者とともに、実際の生活環境における生分解性ナプキンの性能と受容性を検証するものです。調査の設計および評価においては専門機関と連携し、第三者の視点を確保した体制で実施する方針です。limerimeにとって初のクラウドファンディングとなります。

■ 背景:月経衛生支援の「その後」を担う主体が限られている

国際協力の活動の中で、生理用品へのアクセスが難しい地域での配布支援活動が行われています。ナプキンが届くことで通学を継続できる女子生徒が増えるなど、その意義は大きいものです。

一方で、支援の現場で配布されるナプキンの多くは石油由来のプラスチックを主原料としており、届け先の多くの地域には廃棄物の回収・処理インフラが整備されていません。使用済みナプキンは埋設、野焼き、あるいは池や川に投棄されることもあり、分解されずに残存し続けます。

支援する側は素材の専門家ではなく、素材をつくる側は現地の廃棄環境を知らない。結果として、「届けたあと」の環境負荷を担う主体が限られたまま、支援が拡大しているのが現状です。


■ 使い捨て製品が必要とされる現場に、選択肢を

月経衛生の分野では、環境負荷の観点から再利用型製品の普及が進んでいます。一方で、水へのアクセスやプライバシーの制約、学校生活や災害時など、使い捨て製品が必要とされる場面は依然として存在します。
本プロジェクトは、再利用型と使い捨ての優劣を論じるものではなく、使い捨て製品が必要とされる現場において、その選択肢の質を問い直す取り組みです。

■ 本プロジェクトの目的:「暮らしのなかの事実」を検証する

生分解性を訴求するサニタリー製品は国内外に存在しますが、その多くは規定条件下のラボ試験に基づくものであり、実際の生活環境における分解挙動を現地で検証した事例の公開は限られています。

研究室での試験環境と、タンザニアの気候・土壌・水環境・廃棄慣行は大きく異なります。ラボの数値が、そのまま現実になる保証はありません。

■ 実証する4つの問い
本プロジェクトでは、生分解が実際に必要とされる環境において、以下の4点を検証していきます。

1. 使われるか
 現地の女性が実際に使用し、継続して使用したいと考えるか

2. 文化に合うか
 廃棄の慣習や日常の生活動線において、無理が生じないか

3. 還るか
 タンザニアの土壌・環境・廃棄手段において、生分解が機能するか

4. 汚染しないか
 生分解後の土壌の安全性および衛生面に懸念がないか

検証は、菊池氏がこれまで構築してきた配布ネットワーク(学校単位で100~1,000人規模)を通じて実施し、アンケートおよび観察・調査により行います。なお、配布する製品はlimerimeが無償提供します。
製品の素材構成および参照する評価基準についても、実証の過程で開示していく方針です。

■ 第三者視点を確保した検証体制

自社製品の検証を自社の判断のみで完結させないため、本実証は専門機関と連携し、調査設計から評価までの各段階に第三者の視点を組み込む方針です。データの客観性を確保することで、事業者による自己申告にとどまらない検証結果とすることを目指します。
調査の実施にあたっては、参加者への十分な説明と同意取得を前提とし、倫理的配慮を確保した設計とします。

■ 知見の共有について

専門機関と共に設計し実施する調査であるからこそ、想定通りに進まなかった結果も含めて開示していく方針です。
得られた知見は現地パートナーおよび現地コミュニティと共有し、タンザニア国内の関係者にも活用可能な形での還元を目指します。あわせて、月経衛生と環境負荷の両立という課題に取り組む事業者・支援団体・調達機関とも共有していきます。


■ 共同実施パートナー

菊池モアナ
Borderless Tanzania Limited CEO
一般社団法人LUNA 代表理事
1995年神奈川県藤沢市生まれ。日本大学在学中のタンザニア渡航を機に事業を構想し、2021年よりBorderless Tanzania Limitedを設立しタンザニアで生理用品事業を立ち上げる。現在は生理用品ブランド「LUNA sanitary products」を展開し、生理用ナプキンの製造販売を通じて、退学を余儀なくされた未婚の母の雇用を創出。国連機関と連携し、小中学生へのナプキン寄付および性教育の無償提供も行う。


■ プロジェクト概要


プロジェクト名:タンザニアの当事者と共に創る、責任ある月経ケア【生分解性ナプキンの実証実験】
実行者:limerime(ライムライム)/株式会社VVV 須藤紫音
共同実施:菊池モアナ(一般社団法人LUNA 代表)
実施期間:2026年7月21日(火)~ 8月31日(月)
目標金額:4,000,000円
プラットフォーム:For Good
URL:https://for-good.net/project/1003951


■ 代表コメント(須藤紫音)
「体に優しい製品をつくりました、でも捨てた後のことは知りません」では、私たちの事業は成立しません。limerimeは創業から、女性の健康と地球環境の両立を事業の定義としてきました。今回の実証は現地との共創であると同時に、その定義が本当に成立するのかを、生分解が実際に必要とされる場所で確かめる製品の証明でもあります。だからこそ、自社だけで検証を完結させず、専門機関と連携した体制をとっていきたいと考えています。使い終わったあとを引き受ける仕組みがない場所で成立する製品は、回収の仕組みがある場所でも当然成立します。逆は成り立ちません。
2024年にご縁をいただいて以来、タンザニアで活動する菊池モアナさんと何度も検討と議論を重ねてきましたが、今回のクラウドファンディングをきっかけに、実証実験に取り組みたいと思います。個人様でのご支援や応援はもちろん、企業の連携も歓迎いたします。

【会社概要】
社名:株式会社VVV (ヴィースリー)
所在地:東京都千代田区平河町2-10-1 4階
代表者:代表取締役 須藤 紫音


【事業内容】
サステナブルなサニタリー用品ブランド「limerime」の企画・販売、ウィメンズヘルスケア関連サービスの展開
公式サイト:limerime.com
Instagram @limerime_official

■本件に関するお問い合わせ先
・メディア、協業に関するお問い合せ:info@v-v-v.jp
・一般のお問い合せ:hello@limerime.com







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