・30代のキャリアに役立てるために、20代のうちにやっておくべきことは
1位「多くのもの、多くの人に触れる」(71%)
2位「語学力を高める」(69%)
3位「スキルを磨く」(67%)
4位「自分のための勉強をする」(62%)
5位「たくさん失敗する」(55%)
(複数回答可)
1位は、色々な経験をしたり、たくさんの人と出会うことでした。その他の語学力を高める、スキルを磨く、自分のための勉強をするの項目からも、「自分への投資」にたくさんの時間を費やすべきという回答に。
この頃に出会った人が一生涯の恩師や友人となったり、また、自分の目で見て経験したものが、この後の糧になる。習い事など身近なことから始めるのもよし、旅行や留学などで国内外を知るのもよし、趣味を極めるのもよし、新しい分野に挑戦するもよし。
5位の回答にもあるように、「失敗すること」もこの時期に体験を重ねておくことで、その対処法を知り、心のリカバリー方法やヘルプを求める方法を身につけたりすることができるようになります。「うまくいかないかも」と思うよりも、「勉強になる」と、友人や家族、先輩たちの胸を借りるつもりで、思い立ったら、新しいことにチャレンジしてみるとよいのかもしれませんね。
先輩たちからこんなメッセージも
同調査で、自由回答で先輩たちから20代のみなさんへのメッセージも紹介されていました。その中から3つほど抜粋してご紹介しましょう。
・「具体的に何を持っているか」にとらわれず、ポテンシャルを築くことのできる世代だと思うので、そのために必要とされるような意欲や思考力などを養えるとよい。ここで、基礎を築くことができれば、30代になるころには自然と判断する力や、その妥当性・質がついてきて、周囲もスキルを持っている人材として受け入れてくれるようになる。
・20代は大いに失敗して、それでも前向きに、大いにチャレンジすることが大成する秘訣。その中で人脈や経験は付随的に形成され、他の技量も身についてくる。 最初から「即戦的な力や資格を得よう」と小さくまとまらないことが大切。
・がむしゃらに動いてみることが大事。それが30代の基盤になる。絶対に誰かがそれを見ている。
20代は、失敗を恐れず、あれこれ挑戦をしてみることや「自分」を磨くことが大切。
多くの先輩たちは、そのようなことを言っています。
そうすれば、自分の意欲や思考力、技量が高められるだけでなく、人脈なども付随してくるというのです。
まさにこれらのメッセージには、上の調査結果で出ていた「20代でやっておいたらよかった」ことが集約されているのではないでしょうか。失敗してもいい、とにかくやってみること。たくさんのことを経験してみることが大切なのですね。