トリアージX
・4月8日より TOKYO MX ほか順次放送開始
健全なる男子の夢が揺れる枠「トリアージX」。なぜと聞かれたら、その答えは「下心ですがなにか?」です。すいません、冗談です。
「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」をご覧になっていた健全なガン・アクション好き男子のみなさん、ついに悪人に成敗を下す“お色気”ジャスティスなマンガ「トリアージX」がアニメ化です。ありがとう、佐藤ショウジ。ありがとう、富士見書房。
制作を担当するスタジオ・XEBECは、「蒼穹のファフナー EXODUS」や「這いよれ! ニャル子さんW」など、多数の作品を手がけてきたスタジオ。その実績には信頼感があり、なによりニャル子さんをヤってたというのが大きいですね。わっくわくドッキドキしますね!
ただひとつ不安なのは、厳しさが増している規制の問題。良い子は寝静まっている時間帯に放送されているのに、「見せられないよ!」と謎の光が差し込んだり、謎の黒球が現れたりするアレですね。
ストーリーやキャラの会話だけでなく、セクシーなシーンやバイオレンスなシーンも、「トリアージX」の魅力のひとつですので、どうかスタッフのみなさんにはがんばっていただきたいものです。
アルスラーン戦記
・4月5日より MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始
「銀河英雄伝説」で知られる田中芳樹さんによる原作小説を、「鋼の錬金術師」で有名になった漫画家・荒川弘さんが描いた「アルスラーン戦記」は、物語の序章で描かれる戦闘によって、騎士・ダリューンとふたりぼっちになってしまう経験が乏しい王太子・アルスラーンの奮闘を描いた中世的な世界観のストーリーが展開します。
制作はライデンフィルムとサンジゲンが担当。「日本アニメ(ーター)見本市」で、山寺宏一さんをモデルにしたアニメ「ヤマデロイド」を提供したスタジオ・グラフィニカが撮影を担当するそうなので、否応なしに期待感が高まりますね。
キャラクターの心象を読者に伝えるために贅沢にコマを使ったり、パッとみただけで動きの流れがわかる線をなびかせるような戦闘描写など、マンガ版は荒川弘さんの技法によってそれはもう最高に面白いマンガとなっています。それがアニメではどのような映像に仕上げられているのか、じっくりと楽しみたいなと思っています。
長門有希ちゃんの消失
・4月3日より TOKYO MX ほかにて順次放送開始
フツーの女子高生・長門有希ちゃんが、同級生・キョンに恋をしながら、朝倉響子ら仲間たちと楽しく過ごそうと奮闘するという姿が描かれる予定。
一部からは「俺の知ってる長門有希が消失してる。誰だ!この可愛い女の子は誰だ!」という声も聞こえてきそうなほど、デザインも口調も本家ハルヒシリーズ時代とは違いますが、スピンオフとして描かれている作品をアニメ化したので、「長門有希」と「長門有希ちゃん」は別物。鶴屋さんとちゅるやさん的な感じで、そのギャップを楽しみたいなと思っています。こっちの長門有希ちゃんも可愛いし。
それにしても、いつの間にか本家「涼宮ハルヒの憂鬱」の映像化から9年が経過していることに驚きますね。当時のキャストが集結するのは2010年の劇場版以来となるのでしょうか。しみじみと懐かしさを感じながら、マンガだけでなく原作ラノベも本棚の奥から引っ張りだして、久しぶりに読み返してみようと思います。
ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン
・4月16日より ニコニコ動画 ほかにて配信開始
ブラッドレー・ボンド、フィリップ・ニンジャ・モーゼズによって生み出され、日本では代表的なTwitter小説としても知られるサイバーパンク・ニンジャ活劇「ニンジャスレイヤー(忍殺)」。
ここで描かれている「ニンジャ」とは、カラテとジツを操る超人たちで、平安時代に生きたニンジャの魂(ニンジャソウル)が憑依した者と、厳しい修行でニンジャとなった者の2種類が存在し、主に前者は極悪非道のファッキンエージェントとしてブラック企業に雇われ、さまざまな思惑の渦中で暗躍しています。
そんなニンジャに妻子を殺された男が、「ニンジャスレイヤー」として復讐の戦いを挑んでいくというのが本作の基本的なストーリーです。
映像化を担当するのは「リトルウィッチアカデミア」や「キルラキル」などで知られるスタジオ・トリガー。派手でソウカイな戦闘シーンに定評のあるスタジオということで期待が高まりますね。
PVが公開されるやいなや、見る人の度肝を抜いたサイケデリックな配色が話題になり、ニンジャヘッズ(忍殺中毒者)たちからも賛否両論が吹き出したようですが、筆者としてはJK“フラット”ニンジャのヤモト=サンがスゴイ超カワイイので何もプロブレムでした。