取引先・社員家族中心の工場開放から、約2,000人が訪れるものづくりの祭典へ。職人の溶接体験や、九州から東京・大阪までの作り手25店が集結
株式会社乗富鉄工所(本社:福岡県柳川市、代表取締役:乘冨賢蔵)は、"ツクル"に触れて・知って・楽しむイベント「ツクルフェス2026」を、2026年9月13日(日)10:00~16:00、乗富鉄工所ツクルフェス広場(福岡県柳川市三橋町柳河)にて開催します。入場無料・雨天決行(荒天中止)。後援は柳川市。

ツクルフェスは、職人の集団離職による経営危機から復活した水門メーカーの若手社員たちが、「ツクルことの楽しさやかっこよさを地域に届けたい」と立ち上げたものづくりの祭典です。3回目となる今年は、水門職人が教える溶接体験や、作って遊べる本格ゴム銃工作のほか、九州各地、さらに東京・大阪からも集まる作り手25店舗のワークショップ・ブランドショップ・フードが並びます。
ツクルフェスHPはこちら:https://noritetsu-store.com/pages/tsukurufes-official
まちづくりをしたくて鉄工所に入った、今年のリーダー
ツクルフェスの原点は、数年前の経営危機にあります。1948年創業、県内最大規模の水門メーカーである乗富鉄工所は、職人の高齢化と集団離職により、深刻な人手不足に陥りました。
転機は、それでも残った職人たちの言葉でした。理由を尋ねると「ものづくりが好きだから」。実際工場には、廃材で自作した仕事道具があふれていました。一つひとつ異なる水門をオーダーメイドで作り上げてきた職人たちの、技術と創造性。同社はここに光を当て、職人を「メタルクリエイター」と呼び、水門以外のものづくりに挑戦します。デザイナーや大学生と協働した「ノリノリプロジェクト」からは、グッドデザイン賞やiF DESIGN AWARDを受賞するアウトドアギアが次々と生まれました。門を開き外の人と混ざるほど、職人に誇りが戻り、「なんだかおもしろい鉄工所がある」と若者が集まるようになる。この経験は、ビジョン「OPEN THE GATE」として同社の合言葉になっています。
いま、その鉄工所に「ものづくり」だけでなく「まちづくり」も志す若者が入社しています。ツクルフェスを企画・運営するのは、入社2~4年目の若手社員7名。営業や設計などそれぞれの本業の傍ら、フェスの戦略・予算から、コンセプト、チラシや会場のデザイン、出店者との交渉、広報まで、すべてを自分たちの手で動かしています。そして今年、チームを率いるのは入社3年目の森山大(もりやま ひろ)です。

打ち合わせの様子
森山は美術系のデザイン課程を経てCM制作会社に勤務した後、「地域に関わる仕事がしたい」と地域おこし協力隊の募集を検索するなかで、乗富鉄工所に出会いました。まちづくりを掲げる鉄工所という、予想もしなかった検索結果が彼の転職先になりました。現在はツクルフェスに加え、焚き火フリースペースイベント「TOMARIGI」など、乗富鉄工所が手がけるまちづくり全般を担当しています。

趣味はカメラと離島めぐり。
今年のリーダー・森山大コメント 「ツクルフェス」を通して、来場者の皆さんには「ものづくり」という体験の先にあるものまで持ち帰ってほしいと思っています。趣味を通じた仲間との出会いや、家族での思い出づくり。ものづくりという行為が日常から少しずつ遠ざかっていく時代だからこそ、その難しさだけでなく、過程の楽しさやできたという達成感を味わっていただきたいです。
400人の工場開放から始まり、3年で地域の行事に
ツクルフェスの前身は、2023年に工場を一般開放した小さなイベントでした。来場者は取引先・社員家族中心に約400人。翌2024年に「ツクルフェス」としてコンセプトを一新すると7.5倍となる約3,000人が訪れ、2年間でのべ約4,500人が来場しています。鉄工所の一企画は、柳川の秋の行事へと育ちつつあります。
身の周りはモノであふれ、欲しいものは検索ひとつで手に入る時代。その豊かさと引き換えに、私たちはどれほど幸せになれたのでしょうか。ツクルフェスが届けたいのは、自分の手で何かをつくる、その楽しさです。ワークショップで手を動かし、作り手と話し、おいしいものを食べる一日。毎年人気の「溶接体験」は、昨年事前受付の段階で予約枠の9割以上が埋まりました。

溶接体験

会場の様子

工場内

本格ゴム銃工作
今年の主な見どころ
溶接体験(要予約):水門づくりの職人が教える毎年人気の企画。気軽な「さくっと溶接」から、ベンチ・スタンドの製作まで。ツクルフェスHPにて予約受付中(先着順・枠がなくなり次第終了)。
本格ゴム銃工作:4連射できる本格ゴム銃「ツクルシューター」を作り、おうちでも、会場の射的ゲームでも遊べる。
九州から東京・大阪まで、こだわりの作り手25店:「竹の、箸だけ。」をつくり続けるヤマチク(熊本)、伝統的な釜焚き製法で石鹸をつくる創業100年の木村石鹸(大阪)をはじめ、家具の町・大川の広松木工、10年着ることを考えて服をつくる東京の10YCなど、つかう人もつくる人も大切にする作り手が、鉄工所の広場に並びます。
水門メーカーの技術から生まれたプロダクト販売:グッドデザイン賞受賞のアウトドアブランド「ノリノリライフ」のイベント限定アウトレットや、初出店の植物のためのブランド「PLANTAS」など。
柳川高校商業科×乗富鉄工所、共同開発のマシュマロ串を当日販売

打合せの様子
柳川高等学校商業科の生徒たちが、乗富鉄工所の焚き火フリースペースイベント「TOMARIGI」で使うマシュマロ串の商品開発に取り組んでいます。誰に、どんな形で届けるのか。生徒たちが主体となり、同社のデザイナーや商品企画チームと考えながら開発を進めてきました。商品は8/31の柳川高校文化祭(柳笑祭)で先行販売されたのち、ツクルフェス当日、会場内のTOMARIGIスペースで販売予定です。
代表取締役 乘冨賢蔵コメント
「始まりは、自分たちでつくった焚き火台を、まちに持ち出したことでした。半世紀以上にわたって柳川の水門をつくってきた会社ですが、そのことは地域に知られておらず、社員のまちへの意識も希薄でした。職人を『メタルクリエイター』と呼び直してプロダクトをつくり、地域の人たちと焚き火を囲んだところから、いまの活動が始まっています。今年ツクルフェスのリーダーを務める森山は、ちょうどその頃に『まちづくりがやりたい』と入社した社員です。あの焚き火が、若い世代の手でここまで続いていることに感慨を覚えます。水門をつくることは、このまちをつくることでした。人が集まる場をつくることも、私たちの中では同じ仕事です。」
開催概要
イベント名:ツクルフェス2026
日時:2026年9月13日(日)10:00~16:00 ※雨天決行・荒天中止
会場:乗富鉄工所 ツクルフェス広場(福岡県柳川市三橋町柳河)
入場料:無料
主催:株式会社乗富鉄工所
後援:柳川市
アクセス
・柳川市民文化会館suitoよりシャトルバス運行。料金おひとり300円、小学生以下無料
・西鉄柳川駅よりJR佐賀駅行き西鉄バス乗車約10分、「枝光」下車徒歩約5分
・会場周辺に無料駐車場あり(約100台)
※詳細なシャトルバス時刻表・駐車場案内はHP・公式Instagramをご覧ください
ツクルフェスHP:https://noritetsu-store.com/pages/tsukurufes-official
公式Instagram:https://www.instagram.com/noridomitekkousyo/
会社概要
会社名:株式会社乗富鉄工所
本社:福岡県柳川市三橋町柳河934-4
創業:1948年
代表取締役:乘冨賢蔵
事業内容:水利施設機械製造・工事・保守、プラント機器修繕・保守、オーダーメイド製造、受託製造、アウトドア用品・植物用品などの製造販売
公式サイト:https://noritetsu.com/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社乗富鉄工所 広報担当:竹嶋
MAIL:norinori@noritetsu.com
TEL:0944-73-6177
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