これまで、限界に挑戦するようなパフォーマンスや斬新な演出の数々、そして、抜群のチームワークで驚かせ楽しませてきた東方神起。本公演でも、アリーナ客席の頭上を移動するド派手なムービングステージやメインステージからセンターステージに旋回する60メートルに及ぶブリッジが登場。固定のステージよりははるかに揺れるその上で、ダンサーを従え全力で魅せるキレキレの力強いダンスは圧巻のひと言。かと思えば、日産スタジアム公演同様、リストバンド型のペンライトで会場が様々に彩られる中で、極上のハーモニーを奏でて涙を誘う。魅せる、聴かせる、エンタテイナーぶりを発揮し、観客の心を揺さぶった。
アンコールでは、「今回のライブが東方神起にとって意味のあるステージ」(ユンホ)、「このふたりの物語だと思って感情を込めて歌います」(チャンミン)と話し、『サクラミチ』を熱唱。『With Love』では、客席にペンライトで「TOHOSHINKI 10YEARS」の文字が浮かびがり、10年間をともにしたファンやスタッフから寄せられたメッセージがスクリーンに流れるサプライズも。これを目にしたユンホは大号泣。チャンミンも涙で目を真っ赤にしながら、ユンホの肩にそっと手を添えると、会場は涙に包まれた。
そして、ふたりが入隊を控えていることから、ユンホが「いつ言うかずっと悩んでたんですけど、東方神起の単独ライブツアーではしばらく会えないと思うんです」と切り出し、ファンやスタッフに感謝を述べ、「またすぐふたりで戻ってきて、このステージでまた皆さんに会うので、元気で待っていてください。僕が『ただいま』って言ったら、みんなが『おかえり』って言ってください! 必ずここで会いましょう。約束だからね」。チャンミンも「皆さんに出会ったのは、僕の人生の中でめぐりあった一番大切なプレゼントです。本当に幸せでした。必ず戻ってきます」と再会をかたく誓った。