ブルーナさんとミッフィーのトリビア
それでは、早速、作者のブルーナさんとミッフィーのトリビアをいくつかご紹介します。
・ブルーナさんの干支は○○○。
ブルーナさんは、オランダ中部の都市ユトレヒトで、1927年に生まれました。1927年は干支でいうと「うさぎ年」。うさぎ年のブルーナさんがミッフィーを世に送り出すことになったなんて、なんだか奇遇ですね。
・ブルーナさんは50年以上愛用の○○でスタジオに通っていた
若い頃からの習慣で、家庭と仕事の場はわけてるブルーナさん。毎朝6時頃起きて、7時半頃には50年以上乗っているという愛用の自転車に乗り、途中カフェに寄ったりしながら、自宅から15分ほどのユトレヒトの旧市街地にあるオフィスに向かい、そこで17時頃までイラストや絵本を描いていたそうです。
・ブルーナさんの絵本はすべて正方形
最初は縦長の形の絵本でしたが、1959年に現在のような正方形の絵本が誕生しました。この形にした理由は、一般的な縦長の絵本は子どもには大きすぎて扱いにくいものだと気づいたから。小さな子どもの手や体のサイズにちょうどいい大きさと形を重視して作られているのだそうです。
・日本でアイデアが生まれた絵本『ボリスとあおいかさ』
ブルーナさんは、何度か来日されていますが、くまのボリスが青い傘と一緒に空に飛ばされてしまう『ボリスとあおいかさ』という絵本は、ブルーナさんが日本に滞在中のホテルの窓から外を見ていると、雨の中眼下に傘をさしている人たちがたくさんいて、強い風が吹き、今にも傘と一緒に飛ばされそうになった様子を見て、思いついたお話なんですって。
©Mercis bv
ナインチェ・プラウス。ナインチェはオランダ語の「うさちゃん」、プラウスは「ふわふわ」の意味。つまり、ふわふわのうさちゃんという意味の名前。日本の絵本では「うさこちゃん」という名前でも親しまれています。
・ミッフィーの性別は途中で決まった
最初は男の子でも女の子でもなく「うさぎの子ども」という存在だったミッフィー。『うさこちゃんのたんじょうび』を描いたときに、ミッフィーに花柄のドレスを着せてあげたいと思ったことから、ミッフィーはその時点から女の子になりました。