『アルジャーノンに花束を』 4月10日~
TBS系 金曜10時 期待度★★★☆☆
ダニエル・キイスの名作をドラマ化。日本では2002年にフジテレビ系でユースケ・サンタマリアが主演して連ドラ化されたが、それ以来の映像化となる。今回の主演は山下智久。他に、栗山千明、窪田正孝、工藤阿須加、菊池風磨、谷村美月、大政絢、石丸幹二、萩原聖人、草刈民代、中原丈雄、河相我聞などが出演する。脚本監修は野島伸司。
2002年にドラマ化されると聞いた時もかなり驚いたが、なんでまた今これを、という驚きが強い。主人公の知能の変化を山下智久がどう演じるかに注目。
『天使と悪魔~未解決事件匿名交渉課~』 4月10日~
テレ朝系 金曜11時15分 期待度★★★☆☆
剛力彩芽と渡部篤郎が共演する刑事ドラマ。人を疑わない天使のような警察官と、誰も信じない悪魔のような弁護士が、司法取引によって未解決事件を捜査していく。出演は他に、宇崎竜童、長谷川朝晴、内藤理沙、中村静香、荒川良々など。
司法取引を扱った内容なので、これまでの刑事ドラマとはちょっと違うテイストになるかも。
『不便な便利屋』 4月10日~
テレ東系 金曜深夜0時12分 期待度★★★☆☆
極寒の北海道で便利屋を営む、まったくかみ合わない3人の男たちのコメディ。岡田将生、遠藤憲一、鈴木浩介、トリンドル玲奈、田中要次、森崎博之、森山栄治、井之上隆志、さくまみおなどが出演する。
脚本・監督は、「水曜どうでしょう」の企画・出演もしていた鈴木貴之。深夜枠らしい媚びない笑いのコメディが見られそう。
『ドS刑事』 4月11日~
日テレ系 土曜9時 期待度★★★☆☆
人が困った顔を見るのが大好きな女刑事が、天然でお人好しの巡査を振り回しながら事件を解決していく。原作は七尾与史の「ドS刑事」シリーズ。出演は、多部未華子、大倉忠義、吉田羊、八乙女光、勝村政信、岸本加世子、伊武雅刀、石井正則、ミッツ・マングローブなど。
2011年に多部未華子が主演した『デカワンコ』とはかなり違うキャラクターだけど、また土9枠らしい気楽に見られる刑事ドラマになりそう。
『64』 4月18日~
NHK 土曜10時 期待度★★★★☆
横山秀夫の同名小説をドラマ化。昭和64年に起きた誘拐殺人事件と、時効間際に起こった平成14年の事件を広報官の視点で描く。出演は、ピエール瀧、木村佳乃、新井浩文、柴田恭兵、段田安則、永山絢斗、山本美月、萩原聖人、吉田栄作、高橋和也など。AKB48の入山杏奈も出演する。
横山秀夫の作品は2005年に『クライマーズ・ハイ』が放送されているけど、また骨太の仕上がりになりそう。全5回。
『She』 4月18日~
フジ系 土曜11時40分 期待度★★★☆☆
新設のドラマ枠。成績優秀で容姿端麗の主人公“彼女”が失踪してしまうところから始まる、主人公不在のスクールドキュメントサスペンス。仲良し5人組のひとりだった彼女の失踪により、残された4人の歯車が狂いだしていく。主演は松岡茉優。脚本は安達奈緒子が担当する。
松岡茉優も出ていた「桐島、部活やめるってよ」のような作りになるのかも。どこまでオリジナリティを出せるかに注目。
『天皇の料理番』 4月26日~
TBS系 日曜9時 期待度★★★★☆
大正から昭和にかけて、宮内省厨司長を務めた秋山徳蔵の人生を描いた同名小説をドラマ化。1980年の連ドラ、1993年の単発に続き、3度目の映像化となる(すべてTBS)。
出演は、佐藤健、黒木華、小林薫、桐谷健太、柄本佑、杉本哲太、武田鉄矢、伊藤英明、鈴木亮平、麻生祐未、加藤雅也、高岡早紀、芦名星など。堺正章が主演した1980年度版は、脚本を鎌田敏夫、演出を藤田明二や井上昭が担当していたけど、今回は森下佳子が脚本、平川雄一朗がチーフDと、『JIN-仁-』や『白夜行』のスタッフが制作する。35年前に明石家さんまがやっていた役は柄本佑がやる模様。ただ、それぞれ役名も微妙に違ってたりするので、新たな映像作品として見たほうがよさそう。
『ワイルド・ヒーローズ』 4月19日~
日テレ系 日曜10時30分 期待度★★★☆☆
新設のドラマ枠。7人の元ヤンが謎の少女を守りぬくアクション・エンターテイメント。主演はEXILEのTAKAHIROで、EXIKE TRIBEの青柳翔、岩田剛典、野替愁平、八木将康、佐藤大樹、黒木啓司らが共演する。謎の少女は『明日、ママがいない』でピア美を演じていた桜田ひより。
日テレの日曜は「笑点」から「有吉反省会」まで好視聴率番組が続いているけど、その「有吉反省会」を土曜に移動させてドラマ枠にしたので、否が応でも視聴率は気になるところ。EXILEファン以外の視聴者をどこまで取り込めるかがカギか。初回は10時から放送。