(前列)堀越麗禾ちゃん(右)と堀越勧玄くん、(後列)市川海老蔵
新橋演舞場1月公演「初春歌舞伎公演」の記者懇親会が22日、東京都内で行われ、歌舞伎俳優の市川海老蔵が長女の堀越麗禾ちゃん、長男の堀越勧玄くんと共に登場した。
平成最後の新春をことほぐ本公演は、海老蔵が5演目で奮闘するほか、「十一世市川團十郎生誕百十年」を冠した舞踊「牡丹花十一代」には麗禾ちゃんと勧玄くんが出演し、本興行で初の親子3人の共演が実現する。
海老蔵は、本公演を控えた心境について「父としての在り方が問われるなと。自分のこともやりながら子どもを見ないといけないので、気の使い方が3倍ではなくて10倍になる。冷や汗をかく瞬間が多々あると思います」と苦笑い。
「麗禾は出たいという決意が強く、自分の習いごともあるけれど、1月は歌舞伎を重視したいという直談判があって、こういう形になりました。せがれはふわふわしていますが、歌舞伎をやるという意識は私が子どもの頃に比べて明快で『やる』と。私よりやる気がある状態なのかな」と笑った。
麗禾ちゃんと勧玄くんは「このたびは新橋演舞場に立たせていただきます。お願いします」と口をそろえてあいさつ。
「お父さんと一緒に舞台に立つのはどう?」と聞かれると、麗禾ちゃんは「楽しみです。(自信は)あります」とにっこり。勧玄くんも「ものすごくうれしいです」と答えた。
また、2人は約1分間の「外郎売」の長ぜりふを披露。報道陣から拍手喝采を浴びると、麗禾ちゃんは「お父さんが仕事に行っているときに、おばあちゃんと弟と2人で頑張って夜に練習しています」と話した。
海老蔵は「(2人が)頑張ってる姿を多くの方々にご覧いただければ、楽しんでいただけるのではないかなと思います」と語った。
公演は平成31年1月3日から27日まで。
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