東京、大阪にて予選を行い、250名以上が出場した大喜利トーナメント「大喜利天下一武道会」。これは年に1度“人間”を集めて行うものだが、今回のイベントは全国に出現した“ご当地キャラクター”がボケたらどうなるのか? という好奇心から、腕に覚えのある東京のご当地キャラを集結させて行われた。
大喜利天下一武闘会を主催したのは、首都圏の珍スポットや珍イベントを紹介するサイト 「東京別視点ガイド」管理人の松澤茂信(まつざわしげのぶ)氏。
「東京別視点ガイド」で島を除くと東京で唯一の“村”である檜原村を訪れ、公認キャラクターの『ひのじゃがくん』と村のあちこちで「ぽつーーーーーーーん」とした写真を撮ったことが開催のきっかけだという。
ひのじゃがくんに直接会って話し(ひのじゃがくんは喋らないため筆談)、その独自の世界観に触れた松澤氏はふと思った。「こういうキャラたちを集めて大喜利やってもらったら、どうなっちゃうわけ!?」 そこで、腕に覚えのある東京のご当地キャラを集め、大喜利でその発想力を競うことになった。
<参戦キャラクター>
●じゃがいも界のアイドル「ひのじゃがくん」&アテンド「フライドポテト人間」
ひのじゃがくんは東京・檜原村の公認キャラクターで、特産品のじゃがいもがモチーフになっている。永遠の22歳、語尾に『じゃが』をつけて筆談と上手なイラストで喋る。
ひのじゃがくんのアテンド(キャラクターの代わりに話したり、視界の悪いキャラを誘導したりする)を務めるフライドポテト人間は、ほぼ人間の女性の姿。今回の主役であるひのじゃがくんをサポートしているように見せかけて(?)、グイグイ自分を押し出してくる。南こうせつが大好き。
●金融社畜の妖精「にほんばっしー」
バリバリのビジネス妖精。日本橋の金融業界に勤めるサラリーマンだったが、働きすぎて妖精に!? どこかで見たようなルックスと動き……。見た目のインパクトがすごい。 “外側”の作りがゆるゆるだが、日本橋の麒麟像も付いておりこだわりも感じられる。
何より一番の驚きは、そのゆる過ぎる外見からは想像もつかないガチの金融市場分析。ゆるくない、これはかなり固い。
ふ○っしー顔負けのジャンプ(?)と、ね○ーるくんもビックリの身体が伸びる技を披露。しかし、どちらもちょっと微妙な感じだったため、会場にも微妙な雰囲気がただよってしまった。
●虎ノ門の戦うサラリーマン「カモ虎課長」 &アテンド「カモ虎係長」
尿酸値K点突破!痛風まっしぐらの腰痛持ち! 虎ノ門を世に広め、虎ノ門を働きやすく楽しい街にするために戦うサラリーマン。“外側”の完成度の高さ、動きのキレは今大会イチかもしれない。
メタボ体系だが動きはキレッキレ。得意はダンスと投げキッスキャッチ(ただし女性からのものに限る)
●新島の非公認キャラ「くさヤーマン」
新島村非公認ご当地キャラ。手作り感が伝わってきてほっこりする。伊豆諸島の発展を願い勝手に活動。特技は「くさや汁ブッシャー」で、匂いが強烈なため自ら鼻栓をしている。美脚すぎるため、たまにセクハラされてしまうとか。