「これでこそファンタジア!」という納得の1曲からスタート!
お待たせしました! いよいよコンサート開演です!
1曲はベートーヴェン「交響曲第5番」。『ファンタジア2000』の1番目の作品です。
「運命」という名前の方が分かりやすいあの1曲。「この曲で始まるのか!」という衝撃と、「これでこそファンタジア!」という納得の1曲目。
2曲目もベートヴェン「交響曲第6番」、チャイコフスキー「くるみ割り人形組曲」と続きます。70年以上前に作られたとは思えない、繊細で美しい映像と、オーケストラの音が1つになる瞬間は鳥肌もの。
4曲目はドビュッシーの「月の光」。これは『ファンタジア』にて制作されるはずでしたが、カットされてしまった幻の作品です。
DVDでのみ観ることができる作品でしたが、今回は大画面で、なおかつ生演奏で楽しめます。
正直まさかこの曲が演奏されるとは思ってもいなかったので、コアなファンの方は大歓喜だったんじゃないでしょうか……!
そして『ファンタジア2000』よりストラヴィンスキー「火の鳥」。
生命の誕生と滅亡、そして復活を描いた1曲。『ファンタジア2000』のラストを飾る作品。第一部の最後を盛り上げる、壮大な演奏でした!
『ファンタジア』といえば、魔法使いの弟子のミッキーマウス!
第二部はポンキエッリ「時の踊り」から始まり、そしていよいよデュカス「魔法使いの弟子」!
ファンタジアといえば、あの赤いローブに青い帽子のミッキーマウスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
この日お話させていただいた方の多くが「生演奏で『魔法使いの弟子』を聴きたかった!」と話していたほど人気を誇る1曲。
まだまだ未熟な魔法使いの弟子、ミッキーが繰り広げる、キラキラした魔法の世界と、ドキドキの展開に、大興奮!
ミッキーの次は、やっぱり黙っていませんドナルドダック!
エルガーの「威風堂々」で旧約聖書の「ノアの箱舟」を壮大に、そして切なく、最後はほろりと見せて、聴かせてくれます。
第二部の最後はレスピーギ「ローマの松」。幻想的で美しく、そして元からある曲のイメージを、まっさらにして書き換えてしまうようなファンタジアらしさ溢れる1曲ですよね。
17時30分から開演したコンサートは、このあと2曲のアンコール演奏の後、約2時間30分の公演時間で終了しました。
生演奏だからこそ感じる迫力。
大画面で改めて見る映像の美しさ。
どちらも贅沢に楽しめる「ディズニー・ファンタジア・コンサート」でした!