犯人追跡
事件発生の一報を受け、「港署」を飛び出して、現場に向かう鷹山刑事と大下刑事。
第2話「救出」では、赤レンガ倉庫(中区・新港)前で、鷹山刑事が逃亡しようとする犯人の車のボンネットに乗り、必死に追跡する。
また、エンディング映像では赤レンガ倉庫前を走り抜ける2人の姿が印象的だ。
2002(平成14)年のリニューアル以来、商業施設として親しまれている赤レンガ倉庫は、1986(昭和61)年のドラマ放送当時は保税倉庫としての役割を担っていた。
倉庫建設からリニューアルまでの歴史については、過去の記事を参照してほしい。
なお、赤レンガ倉庫2号館3階にある「Bar TUNE」には、鷹山刑事と大下刑事の手形のオブジェが展示されているとのこと(「Bar TUNE」による回答)。
第8話「偽装」、第12話「衝動」で登場する都橋マーケット(中区・都橋商店街)は、現在も1986(昭和61)年の放送当時と変わらないたたずまいを維持している。
都橋マーケットは、東京オリンピック開催に際し、周辺に乱立していた露店を収容するために、横浜市が設けた商業施設である。
なお、都橋マーケットについては、過去の記事を参照してほしい。
テナントの入れ替わりはあるものの、ほぼ当時のままの姿を残しており、その独特の雰囲気が絵になるためか、現在もさまざまなロケに使用されている。
第2話「救出」で町田刑事(仲村トオル)が拘束されていた現場や、第7話「標的」で犯人立てこもりの現場となったバーは、「PoleStar」および、「Star Dust」(神奈川区千若町)である。
作中の風景をよく見ると、当時、橋本町の高層ビルが建設途中であることがうかがえる。
ちなみに「Star Dust」は、近年、ヴィジュアル系エアーバンド「ゴールデンボンバー」のミュージックビデオのロケにも使われている。
なお、同店については、過去の記事を参照してほしい。
2人が愛したレストラン(中区・新山下)
給料日前は金欠の鷹山刑事と大下刑事だが、町田刑事や真山刑事(浅野温子)の懐を頼ってまで頻繁に訪れていたのは、新山下にある横浜港を望むレストラン。
1977(昭和52)年に発足したクルージングクラブ、「横浜クルージングクラブ(Y.C.C.)」の「ハーバービュー・レストラン」だ。