2人が愛したレストラン(中区・新山下)(つづき)

「港署」から徒歩で約15分の場所にある同店は、鷹山刑事と大下刑事の行きつけのレストランである。
1986(昭和61)年の放送当初からほとんど内装を変えていないという店内には、2人が座った席も残っていた。

事件解決後、ひと息入れる大下刑事と鷹山刑事(ドラマ再現イラスト:ナリタノゾミ)
2人が座ったテーブル席
今にも港署のメンバーが飛び込んできそう

ドラマを見る限りでは、2人が愛したメニューがどれだったのか、定かでないが、もしかしたらパスタランチを楽しむことがあったかもしれない。
 

たっぷりときのこの入ったパスタランチ(サラダ、スープ付1050円)。白ワインが欲しくなる
作中では2人もサラダを食べている  
レストランの窓から見えるヨットハーバー

店内からは、鷹山刑事と大下刑事が眺めた景色の中にはなかったであろうベイブリッジを望むことができる。
 

放送当時は存在しなかったベイブリッジを望む
同店の近隣に建つ、「横浜市設貯木場発祥の地記念碑」
  

取材を終えて

第1話「暴走」で、鷹山刑事は取り調べ中の犯人に向かってクールに語る。
「食いもんは旨いし、女はきれいだし、ちょっとおしゃれだし・・・。だけど、どっか取り澄まして、乾いてるんだよな、この街」
この言葉に象徴される横浜の排他的で気取った港町としてのイメージは、26年の月日を経て、変わってしまったかもしれないが、2人の刑事が愛した風景は、少なからず残っている。


-終わり-


横浜赤レンガ倉庫
所在地/横浜市中区新港一丁目1番
公式サイト

ハーバービュー・レストラン
所在地/横浜市中区新山下3-6-19 YCC
営業時間/18:00~23:00(土曜日・・・11:30~14:00、17:00~23:00)(日・祭日・・・11:30~14:00、17:00~22:00)
定休日/月曜日(月曜日が祝日の場合、翌火曜日)

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