ゴールデンウィークが明けて五月病も乗り切り、新年度になって毎日の生活のリズムができあがってきた今日この頃。
夏本番を前に、何事にも精力的に取り組みたいところですが、なんだかだるい日が続いている。これって筆者だけなのでしょうか?

株式会社ネオマーケティングが行った調査によると、春から夏にかけての季節の変わり目に体調が悪くなると答える人が半数以上いることが判明! やはりみなさんこの時期に体調を崩すことが多いのですね。調査結果を詳しく見ていきましょう。

Q1. あなたの体調が悪くなる季節をお答えください。(複数回答)

(調査対象:20~60代の体調不良の経験がある男女1000名)

風邪を引きやすい冬や夏バテしやすい真夏に体調を崩す人が多くなると予想しましたが、結果は上記の通り。なんと2人に1人が春から夏にかけての季節の変わり目に体調不良を感じているという結果に。

東海大学大学院医学研究科ライフケアセンターのセンター長である石井直明先生にによると、原因は主に2つあるとのこと。

「1つは自律神経のバランスが悪くなること。例えば睡眠不足による体力の低下やエアコンの効いた部屋と暑い場所への行き来などにより自律神経を崩します。

2つめは栄養不足。食欲不振から体力低下を引き起こすと同時に、栄養のアンバランスが生じます(暑い季節は胃腸の働きが弱くなるのでさっぱりした食事を好むようになるなど)。

代謝のバランスが崩れて水分不足を引き起こすこともあります。」

なるほど。すでに夏日も多く暑い日が多いこの時期、確かに食べるものが偏ってきています。体力が低下するということは免疫力も下がるでしょうから、体調不良が続いてしまうのも納得です。

実際、体調不良の原因に免疫力低下が影響していると思うか、の問いには、85.7%の人が思うと回答。暑い季節の体調不良の症状では、全身の疲労感を訴える人が63%に上り、次いで夏バテや熱中症になる人が54.5%とこちらも半数以上となりました。