1.雑感
まず、この表をざっと見ていくと、下の名前をひらがな表記にしただけのあだ名が多いということに気がつきました。
これは、あだ名があるように見えてじつはない状態ということです。
つまり、あだ名のバリエーションが枯渇していってるということではないでしょうか?
さらに見ていくと、元AKB48佐藤亜美菜の「あみなちやん」やCeeky Parade鈴木姉妹の「ゆりゃ」「まりゃ」など、読み方は変わらないけど表記を大文字小文字にして差別化を図るといった工夫がちらほら見られます。
これは限りある資源をどうにかしてうまく使っていこうという姿勢です。
この点から見ても、やはりあだ名のバリエーションは枯渇していっていると見て間違いないでしょう。
さらに、細かい点に着目していきます。
2.しおりん、あかりん問題
「あーりん」と言えばももいろクローバーZの佐々木彩夏のことであるという認識は広く一般に定着したように思われます。
なので、ほかに「あーりん」を名乗っているアイドルはいませんでした。
しかし、同じももクロでも玉井詩織の「しおりん」と、元メンバー・早見あかりの「あかりん」に関しては同じあだ名のアイドルが多数存在していました。
これは知名度がどうこうの問題ではなく、「しおりん」や「あかりん」はあだ名として一般的すぎるのでまだ使ってもいいはずという認識からきているものと思われます。
世間一般で当たり前すぎるあだ名だと自分のものだけにするのは難しいということがわかります。
3.激戦区まいまい
同じように世間でもありふれていて同じあだ名のアイドルが多数存在し、かつ、まだ誰の物とも言い切れないあだ名の激戦区がこの「まいまい」でした。
これがもしリーグ戦だったら完全に死のリーグです。
アイドルが売れたかどうかを表す指標ってCDの売上枚数やコンサートの動員数とかいろいろあると思うのですが、それよりも何よりもあだ名を世間一般に広く認識されると「売れたな!」っていう感じがするので、この中から「まいまい」を自分のものにしたアイドルが抜きん出ていくのではないかと思います。