「覚えてません? 酔っぱらっていろんな人にキスしてましたよ」
「僕が所属してるオモコロとかデイリーポータルZとか水野敬也さんとか、インターネットのいろんな人集めて飲み会したじゃないですか。あのときにまんしゅうさんが酔っぱらって、座ってる男性陣に順番にキスしてました」
「それ、初耳ですけど本当に……?」
「はい」
「もう死にたい」
「こう、まんしゅうさんが順番にキスしていくものだから、みんな行儀よく順番を待っててめちゃくちゃおもしろかったです」
「その一件があるまでは『酒癖が悪い』っていうイメージはなかったんですよね」
「だいぶ前の話ですけど一度、まんしゅうきつこ&犬山紙子&峰なゆか&僕&オモコロ編集長原宿&バーグハンバーグバーグ社長のシモダテツヤっていう地獄みたいな飲み会やったの覚えてます?」
「覚えてますよ!」
「飲もうってお声をかけていただいて、僕ら渋谷の居酒屋を予約したんですけど、当日一時間前に犬山さんから電話がかかってきて『渋谷行くの面倒だから家まで来い』って言われて」
「『何それ』とか思いつつ渋々居酒屋をキャンセルして3人でタクシーで向かってたら今度は『コンビニでコーヒー買ってきて』とか言われて。まんしゅうさん以外は会ったこともないのに!」
「あー、ありましたね」
「それで家に着いたら3人がスーファミの『スト2』をやりながら泥酔してて、峰さんが僕を見るなり『Tシャツがピチピチすぎる!』って怒り出して、『なんでシルバーアクセサリーつけてるの?』って30分くらい問い詰められたんですよ」
「犬山さんが『その小汚いジーパン捨てれば?』とか僕の服装の改造計画を真剣に検討したりしてて『なにここ? 地獄?』って思いましたよ」
「でも、私は普通でしたよね? そんなに酔ってなかったですもん」
「そうそう。まんしゅうさんは普通だったんで、酒癖悪いイメージぜんぜんなかったんです。それなのに後日キスしまくってたから混乱しました」