不満の原因はコミュニケーション不足にある
「家事をやってくれない」「育児に関わってくれない」など、不満はぶつけてみないと夫にも伝わりません。何も言わないことで夫は「了解してもらっている」と思っていることも多く、表面だけ見ていては本当に考えていることはわからないのが夫婦関係です。
ケンカするのは億劫だし、気まずくなるのがイヤで打ち明けられないという妻もいるでしょう。ストレスを伝えるのはエネルギーがいりますよね。
そんなときは、夫がリラックスしているときに「こうしてくれたら嬉しいな」と提案する形で話してみるのをおすすめします。
「こうしてくれないからイヤ」のような否定する言い方だと、夫はまず抵抗感を持ってしまいがちです。スムーズに話を聞いてもらうなら、夫のことを認めたうえで自分の希望を伝えるのがベター。
頭ごなしに「たまには茶碗くらい洗ってよ!」と言われたら、誰だってカチンときますよね。
たとえば、「いつもお仕事お疲れさま。もし大丈夫なときがあったら、お皿を洗ってくれたら嬉しいな」「洗濯物を畳んでくれていたら助かる」など、具体的にして欲しいことがわかると、夫は動きやすくなります。
妻の気持ちを聞いて初めて、新しいやり方、ふたりがもっとリラックスして過ごせる方法を考えられる夫は大勢います。セックスレスがつらいときは、正直に「もっとスキンシップしたい」と伝えてみることで、実は夫も誘う口実がなくなっていただけ、となる可能性だって十分にあるのです。
少しずつ触れる機会を増やしてみる。マッサージをしたり寝室の模様替えをしたり、ふたりの気分を変えるほんの少しの努力でも、夫の気持ちを動かすことがあります。諦めずにコミュニケーションを重ねていくことが、他人へ関心を向ける隙間を作りません。
*
不満が苦しくなったときは、ふたりのコミュニケーションを見直すきっかけと考えて、浮気に走る前に夫と向き合うことを心がけてみましょう。