貴女が「離婚」を意識するのは、どんな時でしょう? 夫の不倫? 借金問題? それとも、夫の問題ではなくて、あなた自身の問題でしょうか?

「離婚なんて考えたことがない」という人も多いことでしょう。しかし、人生に「まさか」は付きものです。

離婚問題が、あなた自身の問題として起こらなくても、大事な家族や周りの友人に起こりうる可能性もあります。ですから、情報や知識を得ておくことに越したことはありません。

そこで今回は、『なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』の著者で、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光が、“もしもの時に備える「離婚力」を身につける方法”をお伝えします。

離婚を決意する前に熟考すること

解決策は、本当に「離婚」しかないのでしょうか? 夫婦で何度も話し合いを重ねてきましたか? お互いに「やれること」を実行してみましたか?

「できることは全てやった」という自覚がなければ、離婚後に後悔することになります。

もし、「全て実行してみたが、もうこれ以上できることはない」という状況で、お互いのためにならないと判断したのなら、別々に生きる道を選んだほうが幸せかもしれません。

離婚したいのに「行動に移せない女性」が抱える問題

1: 経済的な不安

離婚を決意したものの、実際に離婚後の生活を考えて躊躇してしまう理由で最も多いのが、離婚後の「お金の問題」です。

自分1人だったら、なんとか生活していけるレベルで、多少の我慢も覚悟のうえなら、すぐに行動に移せる人も少なくないかもしれません。

しかし、未成年の子どもがいる人の場合は、そう簡単にはいきません。「子どもに苦労はさせたくない」と思うのが“親ごころ”だからです。

ですから、離婚したいならば、ある程度“安定した収入”が得られる職に就いておくことが必須となります。

2: 子どもの精神面

次に問題視されるのが「子どものこと」です。

よく聞く言葉は「子どもから父親を奪ってはいけないのではないか」、「子どもには父親が必要だと思う」というような内容です。

もちろん、子どもとって父親が近くにいたほうがいいに決まっています。

でも、子どもが心身ともに健全に成長していくうえで欠かせないのは、両親から与えられる「愛情」と「笑顔」なのです。

ですから、子どもの前で“笑顔”でいられる「完璧な仮面夫婦」を演じられるのであれば、それでも構わないと思いますが、その自信がないのであれば、離婚も視野に入れて考えるほうが、子どものためでもあるのです。

3: 世間体が気になる

家族や友人に、「バツイチ」や「シングルマザー」の女性がいることは珍しいことではなくなっています。

とは言っても、いざ自分が「離婚する」となると、「人からどう思われるだろう」と不安になるものです。

ですから、「人からなんと言われても構わない」という覚悟がなければ、離婚に踏み切ることは難しいでしょう。

「離婚準備期間」は最低でも6ヶ月〜1年

本気で離婚を考えているのなら、計画をしっかり立てることが重要です。

なんの準備もせずに、相手に対して離婚宣言をしてしまう人もいるのですが、そうすると思うように話が進まなかったり、準備がやりにくくなったりするので注意してください。

準備1: 証拠を集める

夫の不貞や暴力など、離婚を決意するに至った理由が、明らかに夫側にあると思われる場合で、慰謝料請求をしたいと考えている場合は、その事実が証明できそうな“証拠”を集めておくことを忘れないでください。

最初の時点で離婚宣言をしてしまうと、証拠集めに苦労してしまうことも。

準備2: 生活費の確保

離婚後の経済的な不安を少しでもやわらげるためには、離婚前からなるべく安定した職に就き、貯金をしておくことです。

そして、“ひとり親家庭”が受け取れる「助成金」や「手当金」、また「年金分割」の手続きに関しても調べておきましょう。

そうすることで、離婚後スムーズに行動に移すことができます。