準備3: 夫に離婚の意思を伝えるタイミングを考えておく
離婚を決意したら、その意思を夫に伝える必要があります。
しかし、そのタイミングを間違えると、逆ギレされたり家の財産を隠されてしまったりすることもあります。
ですから、夫に離婚の意思を伝えるタイミングは、ある程度の準備ができてからのほうがいいでしょう。
準備4: 協力者を見つけておく
離婚の意思が固まったら、信頼できる家族や友人に話をしておきましょう。今後、なにかあったときに助けてくれるはずです。
ですが、離婚の意思が固まる前に、家族や友人に話をするのは避けたほうがいいでしょう。
なぜなら、余計な心配をさせてしまったり、心配のあまりあなたの夫に直接文句を言ったりすることも考えられるからです。
そうなると、話がこじれて収拾がつかなくなることがあります。
準備5: 財産の把握
離婚する際には、養育費や財産分与などの、“お金”の条件で話が平行線になることが少なくありません。こちらが思うような理想的な状態にならないのが“離婚”なのです。
「お金の管理を夫婦のどちらがしていたか」ということも関係してきますが、“財産の把握”は必須です。
夫の給料明細や源泉徴収書、通帳のコピーなどは必ず取っておきましょう。
準備6: 離婚宣言後のシミュレーション
あなたが「離婚したい」と思っていても、夫は全くその気がないこともあります。
ですから、離婚宣言をしたからと言って、すぐに離婚が成立するとは限らないということを頭に入れておきましょう。
離婚宣言後、夫と同居しながら離婚の話し合いを続けていくことは、思っている以上に話が進まないということも覚えておいてください。
本気で離婚をしたいのなら、これまで離婚のために準備した資料をすべて持って「別居」する覚悟が必要です。
別居するとしたら、実家に帰るのか、賃貸のアパートやマンションを借りるのか、その場合どの辺に住むのか、子どもを転校させるのか……その他にも具体的にシミュレーションをしておくことをおすすめします。
相手が離婚に応じてくれない場合はどうしたらいい?
離婚することは簡単ではありません。
夫婦での話し合いのなかで、相手の同意が得られれば何の問題もありませんが、そうでない場合はどうしたらいいのでしょう。
先にもお伝えしたとおり、まずは「別居」をすることです。そして、「離婚調停」の申し立て手続きをしてください。
この時点で、弁護士に依頼することを考える人もいますが、離婚調停は第三者を入れた「話し合いの場」なので、代理人を入れなくても十分に進めていけます。
もし不安なら、筆者のような夫婦問題の専門家に一度相談してみるといいでしょう。
離婚調停への臨み方や、調停委員とのやりとりの仕方、夫側への戦略などアドバイスしてもらえます。
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いかがでしたか?
離婚するには、たくさんのエネルギーが必要だということがお分かりいただけたかと思います。
ですが、離婚は“幸せになるため”にするものです。
精神的に苦しいことが続くかもしれませんが、その先には今まで以上の幸せと安らぎが待ち受けていることでしょう。