有村架純

 WOWOWは3日、有村架純主演の「連続ドラマW 海に降る」を10月に放送すると発表した。

 朱野帰子氏が執筆した同名小説をドラマ化した本作は、有人潜水調査船「しんかい6500」の日本人初となる女性パイロットが、神秘的な深海の世界に挑むヒューマンドラマ。

 舞台は海洋科学に関する研究機関、海洋研究開発機構(JAMSTEC)。この作品ではJAMSTECの協力を得て、2014年に完成25周年を迎えた有人潜水調査船「しんかい6500」をはじめとした潜水船、研究船で撮影を実施。神秘的な深海世界と海洋科学技術の最先端を、リアリティー豊かに描く。

 連続テレビ小説「あまちゃん」以降活躍の場を広げ、今年公開された主演映画『ビリギャル』が大ヒットを収めるなど、大活躍中の有村は、連続ドラマ初主演。亡き父の遺志を継ぎ、深海の謎に命を懸けて臨むパイロット・深雪役に挑戦するが「台本を初めて読んだとき、心臓がドキドキというよりもバクバクしました。『海に降る』という作品は、 海洋研究の世界を描いています。その海洋研究が担っているのは、日本や世界の未来です。だからこの作品の背負っているテーマは、すごく大きなもので本当に身が引き締まりました」と心境を告白。「初めての連続ドラマの主演という大役を頂き、不安や戸惑いはありますが、 男社会の厳しい環境の中で立っている深雪のように、私も甘えることなく、強くたくましく演じられたらと思います。このドラマを通して、JAMSTECのことをたくさん知っていただきたい。『自分の夢』や『世界の未来』のような、まだ見ぬ先の皆さんの希望を、あらためて見直す機会になってくれたらうれしいです」と呼び掛けた。

 土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 海に降る」はWOWOWで10月放送予定。