アンコールでは、ストイックに徹した本編とは裏腹に、和やかな雰囲気の中、集まってくれたファンへの感謝の意と熱い想いをメンバーが語った。

尋は、1年前にイベントでBLITZのステージに立ったときを振り返り、あのときはまだ遠かった場所だったことを明かす。Cazquiの「外野にさんざん否定されてきましたが、誰よりもラウドミュージックを愛しているからこそ、誰に何を言われても、その力を信じて、ひたすら曲げずに続けてきました。ここに集まってくれた全ての人が自分の誇りです。」という言葉が印象的だった。

信念を貫けば結果は必ずついてくるということをこの夜、身をもって見せてくれたのである。

この日、会場限定として発売された「銃創」、各メンバーによるソロタイム、銀テープがきらびやかに舞った「V.I.P」。Wアンコールでの「Strike In Fact」「A Day To Re:member」で完全燃焼。

ピックをこれでもかというほど客席に大盤振る舞いするCazquiを制するように、「ちょっと待て!」とNatsuを連れてステージ袖に行く尋。「データあるって!」「タオル回せぇー!!」予定にはなかった、本当に本当のラスト「A Bullet Of Skyline」。ステージ上にありったけの火柱が噴き上がり、オーディエンスともども満身創痍の終演を迎えた。

これだけ野心を持ち、牙を剥いているバンドが
今の日本の音楽シーンにいる頼もしさ

NOCTURNAL BLOODLUSTというバンドを語るとき、異端、異形といった言葉で語られることが多い。メインストリームではない音楽、メタルコアやデスコアといったラウドロックの出自であること、そこからヴィジュアル系シーンに進出した経緯もある。

だが短絡的な発想ではなく、彼らの持つ、バンドとしてのビジョンが明確にあったからこそであり、自然な流れともいえるだろう。どこか偏見や誤解もあるシーンにおいて、確固たる信念と己のスタイルを提示しているのである。“媚び”や“妥協”といったものでないことは、彼らの音楽とステージを観れば解るはずだ。

正直、ヴィジュアル系やラウドロックという言葉で括ってしまうのが、もったいないとすら感じてしまう。だが、その言葉で入ってくるファンも多いのも事実。そう、彼らはそれをすべて解っている。

シーンやジャンルというものにどこか甘んじてしまうことも少くない中で、これだけ野心を持ち、牙を剥いているバンド、NOCTURNAL BLOODLUSTが今の日本の音楽シーンにいるということを頼もしく思う。

6/20・赤坂BLITZ
NOCTURNAL BLOODLUST
ONEMAN LIVE 『銃創』/SET LIST

~OPENING SE~
01. GENESIS
02. Punch me if you can
03. T.Y.R.A.N.T
04. Puppet Creature
05. DESPERATE
06. DEAD END
07. Obligation
08. UNBREAKABLE
09. Ignis heart
10. Sphere
11. Resurrection
12. Triggar
13. PROVIDENCE
14. I-V-III
15. VENOM

ENCORE:1
16. 銃創
17. Pleasure of Torture
18. Liberation
19. Empty Glass
20. V.I.P

ENCORE:2
21. Strike in fact
22. A Day to Re:member
23. A Bullet of Skyline
〜END SE〜

 

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