その4・さぬきのめざめ
名前だけでは一体なんなのか分かりませんが、“さぬきのめざめ”は香川オリジナル品種のアスパラガス。これも正直ビックリしました。イベントの抽選会でいただいたものを家で軽くゆでて食べてみたのですが、まず普通のアスパラに比べて長い。そして甘い。甘い。あまーい! アスパラがなぜこんなに甘いのか! 何もつけなくても全然いけます。ただ甘いだけじゃなくてアスパラ特有の滋味深さもしっかりあって、これまでのアスパラ観がひっくり返る味でした。またこちらもオリジナル品種のいちご“さぬきひめ”も大変美味しかったです。
その5・うどん
あれ、結局うどん……と仰るなかれ。今回のイベント用に用意された特製うどんメニューがすごかったのです。題して「ブイヤベースうどん」。説明しよう。ブイヤベースうどんとは、うどんにブイヤベースのスープをぶっかけ風に合わせたものである。ってそのまんまですが。見た目はこんな感じ。
ティーカップにうどんというビジュアルもインパクト大ですが、濃厚なブイヤベースのスープがコシの強いうどんにからみついて意外に合うので驚き! 考えてみればうどんってカレーうどんや焼きうどんもありますし、他ジャンルとのコラボも全然いける柔軟性をもった食品なんですよね。浜田知事もひと口食べて思わずこんなコメントを。
「いや~、うどんにブイヤベースをかけた、っていう味ですね。驚きました!」
……なんというか、うどんは人にプリミティブな感動を与えてくれるということなのでしょうか。そうなのでしょう。こちら、さすがに市販はしてないですが、家でブイヤベースを作ったときは、シメとしてうどんという手もあることをお伝えしておきます。
上で紹介した商品や食材の一部は、新橋にあるアンテナショップ「香川・愛媛 せとうち旬彩館」で手に入れることができます。紹介したもの以外の郷土料理などもたくさん置いてあるので、ぜひチェックを。
今回紹介したのは全体のほんの一部なのですが、とにかく“うどん県”そして“それだけじゃない香川県”の熱を、存分に感じることができました。そしていつかうどん県に行ける日を夢見つつ、さっそくいりこ酒にハマリつつある自分がいるのでした。