ロマンスカーのアテンダントを演じた大島優子
映画『ロマンス』のイベントが15日、東京・世田谷区の小田急電鉄喜多見電車基地で行われ、出演者の大島優子、大倉孝二、タナダユキ監督が登場した。
この作品は、箱根の景勝地を舞台とした、たった一日の出会いと別れを描いた旅物語。大島は、ロマンスカーのアテンダント・鉢子役として劇中で着用した制服姿で現れた。「久しぶりに着たので背筋がシャキッとしますが、鉢子に戻ったようで居心地がいいです」と笑顔を見せた。女優として着てみたい制服について問われ「建設作業員や道路工事整備の人とかやってみたい」と回答。「前に女性の作業員の方が汗水流して頑張っている姿を見掛けて応援したくなった」とその理由も語った。
撮影では、約60キロもあるカートを押しながら車中を移動するシーンもあったといい、「列車が動いている中で、お客様をアテンドしながらカートも動かすのはとても大変だった。生半可な気持ちではできないお仕事」と回顧。それでも今回の役を通じて「レディーとしてのたしなみというか、言葉遣いやお客様への対応の仕方などを学べた」と充実感をにじませた。
この日は18日から実際にロマンスカー内で流される大島の車内アナウンスも初お披露目され、「ちょっと恥ずかしいですね」と照れながらも「これを聞いて映画を見に行こうという気持ちになってくれたらうれしい」とアピールした。
映画は8月29日から全国ロードショー。
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