刹那・F・セイエイ役の橋本祥平

 舞台「機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build」の初日あいさつ&公開稽古が15日、東京都内で行われ、出演者の橋本祥平、伊万里有、鮎川太陽、永田聖一朗、前山剛久、赤澤燈、窪寺昭が登壇した。

 本作は、アニメ「機動戦士ガンダム00」を原作に、武力での戦争根絶を掲げた私設武装組織・ソレスタルビーイングの戦いを描く。「機動戦士ガンダム」シリーズでは初めて西暦を使用し、現実世界から300年後の世界を舞台とする。

 主人公の刹那・F・セイエイを演じる橋本は「ガンダムの舞台化に、僕もまさかと思っていました。でも、(舞台化することで)表現の幅が広がり、演劇の可能性は無限大であるということを感じました」と語った。

 ロックオン・ストラトス役の伊万里は「悩みに悩んで、夢の中にガンダムが出てきたり…。24時間ガンダムモードで正対した作品でした」と振り返った。

 リボンズ・アルマーク役の赤澤は「昨日の夜、グループラインで(橋本)祥平が『ガンダムという作品に演劇の力で武力介入しましょう』って送ってきたんです。そのときはすべっていましたが、(今は)その通りだと思います。『ガンダム』という強い4文字に立ち向かえるのは、『演劇(えんげき)』という4文字しかない。その4文字で立ち向かっていきたいと思います」と意気込みを語った。

 最後は、登壇者たちが「俺が、俺たちがガンダムだ!」と、本作の名ぜりふを高らかに唱和して締めくくった。

 舞台は15日~18日、都内・日本青年館ホール、23日~24日、に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。