注目ポイント4:メインストーリーの鍵は「秋」? 意味深すぎる予告編ラストシーン
予告編の最後、オラフ、エルサ、アナ、クリストフ、スヴェンが、どこか高いところから美しい景色を見下ろしています。
しかし、エルサたちの表情はなお険しいままです。
エルサの表情を見るに、 薄っすらと開いた口や瞳は、戸惑いを表しているように見えます。
対してアナとクリストフは一貫して険しい表情なので、エルサだけこの景色を初めて見たかのようです。
戸惑いを見せるエルサですが、景色を見るのは初めてでも、状況を今知った戸惑いではなくて、予め話には聞いていたけれど、 実際に見て改めて驚いているような、そんな戸惑い方に見えます。
アナはそんなエルサに視線をやってるので、やはりアナとクリストフはすでにこの景色を見たことがあって、初めてこの景色を目の当たりにするエルサを心配してるように思いました。
エルサたちの後ろ姿を映すシーンで、アナが半歩エルサに寄り添っているんですよね… やはり心配とか気遣いを感じられます…。
なぜ美しい景色を見て険しい表情に?
そして問題は、この景色のなにがそんなに彼女たちを険しい表情にさせるのか、です。
一見すると普通に美しい風景だと思います。
手前は見事な紅葉が見えますし、画面の奥の方は冠雪した山々が連なっています。
景色全体が、秋から冬にかけての移り変わりを表しているようです。
ここで思い出して欲しいのが、短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』にて、 ほんの一瞬出てきたアレンデール王国とサザンアイルズが載った地図です。
あの地図を見るに、アレンデール王国は大きな山脈に囲まれた大国であることがわかりますし、山脈の奥にはまだ大陸が続いている予想ができます。
ちなみにこのシーンに出てくる「MDCCCXL」 という文字列は年代を表しているため、映画『アナと雪の女王』 がいつの時代が舞台の作品かわかっちゃうんです。
楽しいので是非調べてみてください!
どちら側から雪山を見ているのか。秋に侵食される???
大陸の話に戻ります。
ここで気になるのが、エルサたちが見ている、雪を被った山脈は「大陸のどちら側から」見ているのか、ということです。
アレンデール側から見ているのか、山脈を越えた大陸側から見ているのかで、話もずいぶん変わってきます。
私が思うに、前作は「エルサの魔法で、冬になってしまった夏を取り戻す」物語でした。
それを踏まえて、今作は「終わらない秋から、奪われた冬を救う」 物語なのでは、と予測します。
予告編や、キャストのツイッターでの呟きなどを見ても、 紅葉の絵文字が多々使われていたり、「秋」 であることをどうも強調してきます。
そして、もしエルサたちが大陸側から、アレンデールを囲う山脈を見ているとしたら、一面に広がる美しい紅葉が、雪の降るアレンデールに向かって侵食していっているようにも見えてきます。
この説でいくと、エルサの戸惑った顔や、アナとクリストフの険しい顔の説明も付きます。
エルサはきっと「秋」の侵食をアナから話には聞いていたけれど、実際に目にするのは初めてだった。
アナとクリストフはエルサよりも先に異変に気付き、エルサへ知らせた。
そんな風に見えてきませんか?
また、迫り来る「秋」が何者かの魔法によるものだとしたら、エルサを囲んでいた謎の炎も同じ術者によるものだと思えてきます。
地面の草花が燃えなかった理由が、草花も「秋」の魔法により出現した一部だとしたら、同じ魔力から生まれたものであれば、互いに作用しないようにすることも可能だと思います。
エルサとアナの絆は不変!!
本当に不穏なシーンしかない予告編ですが、唯一の救いは、1:31〜の後ろ姿を映すシーンで、アナがエルサへそっと寄り添っていたことです。
これまで書いたことはすべて的外れかもしれませんが、ひとつだけ確かなことがあります。
それは、エルサとアナは『アナと雪の女王2』になっても、強固な絆で結ばれている、ということです。
この事実さえあれば大丈夫、真実の愛はなにものにも負けません。
思ったより長くなってしまいましたが、最後まで私の幻覚にお付き合い頂いた方いるんでしょうか、そんな珍しい方に心からお礼申し上げます。
公開したら答え合わせしましょうね。
最後まで読んでくれた方だけに本音を伝えますと、予告編を見て正直どこのゲームオ◯スローンズかと思いましたよね。
エルサも実質カリーシですしね、ええ。
『アナと雪の女王2』は、2019年11月22日(金)に日米同時公開です!